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低体温が免疫を弱くする

おはようございます。

先週から今週にかけて全国でのインフルエンザの患者数が急増しています。
中でもお隣の愛知県は増加数が多い県になっています。
菌やウイルスは見えないものですので、体内に侵入させないようにしっかりとガードしていきましょう‼

もう一点大事なことが、自分の免疫力を高めていくことです。

身体はウイルスなどの異物に対して免疫を使って防御しています。
免疫がしっかりと働いてくれれば、風邪の症状は出にくくなります。

そこで大事なのが体温になります。

何故風邪をひくと熱が出るのか?

理由は大きく2つあり、1つは免疫の働きを高めるためです。
白血球の働きが高まり、ウイルスや菌などを食べる働きが体温が上がることにより高まります。
身体が免疫の働きを強くするために発熱しているのです。
そのために熱がでます。

もう1つは、病原菌の増殖を抑えることができるということです。

風邪などのウイルスは温度が低いところの方が活発に活動します。
冬場は気温が下がるために風邪が流行しやすいのはそのためで、体内に入ってきた菌が増殖しないように体温を高め体を守っているのです。

普段から体温が高い人であれば、免疫がすぐに働いてくれますし、菌が入ってきたとしても増殖のスピードがゆっくりなため、風邪をひきにくいと言えます。
ですが低体温の方は、免疫の働きも落ちていますし、菌の増殖するスピードも速いために体調を崩しやすくなってしまっています。

解熱剤の使われ方も変わってきているところがあり、少しの発熱であれば解熱剤を使わない方が早く治るとも言われています。
解熱剤を使う一つの目安が38度だったり38.5度だったりと人によって少し差があります。
あくまで目安ですので、38度を超えなければ使ってはいけないということもありません。
ですが、先ほどのことから考えると早期に使いすぎることによって、免疫の働きを抑えてしまい、病気を長引かせることになってしまいかもしれません。

体調が悪い時ほど体温管理をして、体調を崩さないようにしていきましょう。

また近年多い低体温の方は、体内へ入った菌の増殖がしやすくなってしまっています。
白血球の食作用も弱いために、菌をやっつける前に増殖してしまえば風邪を引いてしまうかもしれません。
普段からしっかりと体温を高め、体調を崩さないように気を付けていきましょう。

そこでおすすめなのが風門(フウモン)というツボです。

背中にあり、第2胸椎と第3胸椎の棘突起間から外に1,5寸にとります。
肩甲骨の間にあるため、ご自身ではなかなかとりにくいツボです。
風邪やのどの痛みに効果があるとされているツボですので、低体温の方は背中を温めてみてください。

カイロなどで背中を温めると、体全体が温まるように感じます。
この風門の作用も入っていると考えています。

風邪を引きやすい以外にも低体温だと、体調が乱れやすくなってしまいます。
背中をしっかりと温め、体温を上昇させましょう。

低体温が免疫を弱くする | 冷え性

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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