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肘の痛み 内側上顆炎

こんにちは

3連休最終日、成人の日です。
昨日は同窓会なども多く開かれていたと思います。
寒さの厳しい中、成人式となることもありますので天気がよく式を行えていることが一番ですね(^v^)

さて肘の痛みのことで総論的に先日書かさせていただきましたので、今日は内側上顆炎(ナイソクジョウカエン)について書かさせていただきます。

まず内側とは、手のひらを前に向けた時の小指側が内側になります
解剖学的肢位というものがあり、それが手のひらを前に向けた姿勢ですので、その姿勢の時の内・外を基準としています。

そして肘の関節は肩から肘までの上腕骨と肘から手首までの橈骨(トウコツ)、尺骨とで構成されています。
内側上顆と言うのは上腕骨になり、手首を手のひら側に曲げる屈筋の始まるところになります。

この屈筋に負担がかかり骨の付着部である内側上顆で炎症が起きていることが内側上顆炎です( ..)φメモメモ

野球の投球動作はリリースの時に手首をつかいますので、屈筋に負担が起こりやすく痛めることが多いです。
またゴルフの際はインパクトの際に誤って地面をたたいてしまうことなどで発症することがあります。
ゴルフでは外側を痛めるケースのありますが、今回のケースは押し手側に起こることが多く、外側を痛めるケースは引き手側に起こることが多いです。

上記の2つのスポーツで特に多くみられることから内側上顆炎は野球肘・ゴルフ肘とも言われています。

お仕事でいうと金づちなどをつかわれていたり、中にはタイピングなどで痛みが出てしまうこともあります。

屈筋に負担がかかり、柔軟性の低下が起こると骨に牽引力がかかってしまい炎症が起こっています。
当院でも屈筋の状態の改善、特に柔軟性の向上を図れるように施術を行っています。

エルボーバンドなどで牽引力を軽減することも、痛みが強い時期には有効と考えています。

内側上顆炎の方は、手首の手のひら側真ん中に大稜(ダイリョウ)というツボがあり、効果が出やすいツボと考えています。
もちろん屈筋自体にもはり・きゅうを用いて刺激していきますが、大稜のツボをよく用いて施術をいたしております。

お仕事や運動、多くのところで起きやすいものですので、肘に痛みがある方はお気軽にご相談くださいませ(^O^)

肘の痛み 内側上顆炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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