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頚椎症

おはようございます。

昨日の温かさは異常でしたね。
12月なのに夏日を観測したところもあるようで、一日だけ季節が逆戻りした感じでした。
今日の寒さがより冷えて感じるのは昨日の温かさのせいだと思います。

寒いのは寒いのでつらさもありますが、天気がコロコロと変わることが一番厄介な気がしますので寒いなら寒いで安定してほしいものです( 一一)

さて、当院のブログでは頚に原因があると言うことをよく書かさせていただいております。
肩こりを代表に肩周りの疾患の原因の一つに頚が関係しているととらえていますので、よく頚が話題に上がってきます。

そこで今日は頚の疾患、頚椎症(ケイツイショウ)について書いていきます。

頚椎症は頚部脊椎症とも言われ、頚部の骨の変形や椎間板の変性によって引き起こされる疾患になります。
発症される多くの方は中高年の方で、加齢変性が原因と言われています。

広い意味での頚椎症は、頚椎椎間板ヘルニアも含みますが、椎間板ヘルニアとなるとレントゲンにて異常が示唆されますので、今回は椎間板ヘルニアを含まないものとして書かさせていただきます。

レントゲン異常と言うことになると頚椎症の場合でも骨棘(コツキョク)が見られることがあります。
骨棘とは、骨の形が変わり本来ないところに小さな突起状のような骨が作られてしまうことです

この小さな突起が骨の周りを通る神経を圧迫したり、脊髄自体を圧迫したりと、頚周りの痛みだけでなく神経系の障害を合併することも多く見られます

頚椎症の多くの自覚症状としては、頚の痛みとコリです
進行していく中で腕にかけての痺れや、手指の巧緻運動障害、時には歩行不安定などが現れてきます

巧緻運動障害・・・ボタンが留めずらい、箸がもちにくいなど細かい動作を必要とする運動が行いにくくなること

特徴的なものとしてとらえているのが、症状の出る時間帯があると言うことです。
朝は比較的調子がよく、その後悪化していくと言う症状のでかたをします

疲労が溜まって症状が強くなっているだけと思われる方も多いと思います。
それも正しいのですが、もしかすると頚椎症があるかもしれません。
上記にもあるようにレントゲンにて異常が見つからない場合もありますので、知らず知らずのうちに頚椎症が発症しているかもしれません。

また頚椎症が慢性的な肩こりの原因の可能性もありますので、肩こりを改善するのではなく頚椎症を改善していくことで肩こりが改善されると言うこともあります。

骨が変形してしまったのもは戻らない可能性もありますが、頚の骨にストレスがかかり続けることがよくないため、頚の骨の運動性を高め、骨にかかっているストレスを軽減していくことで症状を改善していけると考えています

肩から腕にかけて違和感があると言う方、もちろん画像診断も必要と思われますが、頚にかかっている負荷を取り除いていかなければ症状が落ち着かないかもしれません。
また、肩こりと案に決めつかない方がいいこともあります。

出ている症状としっかりと向き合い、今ある症状を改善していきましょう!!

頚椎症 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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