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ヘルニア

おはようございます。

今日から一段と寒くなっていくようです。
秋が深まっていくのは、風情がありいいのですが、寒さが厳しくなっていくのはうれしいものではないですね(+_+)

いろいろと腰痛について書かさせていただいておりますが、よく聞く「ヘルニア」について今日は書かさせていただきます。

ヘルニアと聞くと腰の椎間板のところで異常があるものと皆さんお思いだと思います。
ですがヘルニアと言う言葉自体は、本来あるべき位置から飛び出していることをさしますので腰にかぎることではありません。

頚椎ヘルニアというものもありますし、鼠径ヘルニアというものあります。
ですので、皆さんが思うヘルニアと言うのは「腰椎椎間板ヘルニア」が正式名になります。

腰の背骨(腰椎)の間にある椎間板。
軟骨性の組織ですが、外側にある組織は硬い線維輪があり、内側にゼリー状の髄核があります。

外側の線維輪に亀裂が入り、中の髄核が飛び出してきたものがヘルニアになります。
腰椎の椎間板が飛び出しているため、腰椎椎間板ヘルニアとなります。

最も多いのが腰のヘルニアですので、腰について書いていきます。

腰のヘルニアになると、腰部の痛みとともに神経痛として足に症状が出ることもしばしばあります。
これは飛び出した髄核が神経を触ることで誘発される神経根症状というものと、併発しておこる坐骨神経痛から引き起こされます

ヘルニアとして飛び出していてもどの程度症状が出るのかは、人それぞれですので必ずしも出るものではありませんが、症状として訴えられる方は多いです。
本来あるべきところから、髄核が違う位置に行っていますので、椎間板の厚みが減ってしまいます
背骨のところでは骨と骨との隙間を神経が通って行くのですが、その隙間が小さくなり神経に触るようになるものが、神経根症状です

坐骨神経痛はおしり周りの筋肉の硬さからもたらされることもあります。

ヘルニアの発症起点としては、運動によるストレスや重たいものを持つことなどによる負荷が多いですが、中にはくしゃみをしただけで発症してしまう方もあります。

くしゃみの際にはお腹に圧が加えられているのですが、急激に大きな圧が加わり椎間板が飛び出してしまうのです。
全体からすればまれなケースだとは思いますが、腹圧(腹筋が内側に推す力)が弱くなっている方に比較的多いものになります。

3か月から半年ほどなるべく腰に負担をかけないようにし、飛び出している髄核が体内で異物処理されれば、ヘルニアではなくなるのですが、必ずしも異物処理されるわけではないですし、髄核の減った関節部であとあと痛みを感じることもありますので長期化することが多いです。

ヘルニアに対する施術として当院が考えていることは、まず痛みを抑えていくこと
次にヘルニア部位にかかっている負担を取り除き、神経に作用してしまうことを少なくしていくことを考えています。

おしりから神経痛がもたらされている場合は、当然一緒にアプローチしていきます。

関節の隙間が小さくなり周囲の筋肉、靭帯に負担をかけることになりますので、負担を取り除くことにより痛みの緩和につながると考えています。

良く聞く疾患ですので、悩まされている方も多いです。
若いころに激しくスポーツをやって見えた方などは、ヘルニアと診断され、何度も腰痛を繰り返しているのではないでしょうか?

腰のヘルニアと言っても、今なぜ痛みが出ているのかは一概には言えません。
しっかりと原因を見極め、対処をとっていくことが一番ですので、お気軽にご相談ください!!

ヘルニア | 腰痛

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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