JR岐阜駅徒歩5分の鍼灸院

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オスグット

おはようございます(^v^)

日曜日が研修で、昨日が定休日となりまして、お休みが多くご迷惑をおかけいたしました。
また次週がシルバーウィークとなり、火曜日施術させていただき、木曜日に振替を取らさせていただきますのでお間違えの無いようにお気を付け下さい!!

さて、先日スポーツ鍼灸と言うことを触りだけ書かさせていただきましたので、膝の成長期に多い「オスグット」について今日は書かさせていただきます。
成長期でも筋肉に負担がかかっていると発症することが多いため、運動(スポーツ)との関連も言われているものになります。

どういうものかと言いますと、膝の下のすねの骨がぼこっと盛り上がってくるものになります
この盛り上がるところが筋肉の付着部になっていまして、脛骨粗面(ケイコツソメン)と言います。
膝の疾患についてブログを書いていて何度も登場している、大腿四頭筋が付いているのですが、骨の成長において最後に骨化する所です
骨化すると言うのは、成長段階において軟骨組織であり、縦軸方向に成長し、骨に変わっていく成長の仕方をするため、軟骨組織から骨になることを意味しています

骨は硬いので引っ張られる力にも耐えられるのですが、軟骨組織は軟らかいため、引っ張られると盛り上がってしまいます。
骨の成長は個人差もありますが、20歳くらいまで続くと言われており、中学・高校でハードにスポーツをやっていると筋肉が引っ張ることが多く、特にジャンプの多いバスケ、バレーなどでは隆起しているのがはっきりとわかる方が多いです。

ではどう対処していくのがいいのか
筋肉が引っ張り込んでしまう訳ですので、引っ張られないように柔軟性を高めておくことが必要です。
大腿四頭筋が主ですので、ももの前側の筋肉が硬くならないようにしておくことにより、予防となります。

ですが診させていただいていると、ももの前側は比較的軟らかくても、痛みを訴えることがあります。
もちろん筋力不足という問題もあるのですが、股関節が硬かったり、ももの後ろ側が硬いことが多いです。
前を軟らかくすることに集中しすぎて、他とのバランスが悪くなってしまっている気がします。

1つだけいいところがあっても、悪いところがあると筋肉は悪い所、弱いところに合わせて力発揮をしますので、十分に力発揮が出来ていない事を意味します。
とくにももの後ろが硬くなると骨盤を後ろに傾けてしまいますので、ももの前側の筋肉に伸ばされる力が平常時よりかかることになってしまいます。
筋肉が軟らかいので筋肉に負担は出ていないかもしれないですが、骨に負担がかかっており付着部のすねの骨に痛みが出現していると考えています。

当院では、お身体全体から問題はどこなのかを判断させていただきますので、ももの前側だけ施術を行うことはせず、脚全体を診させていただきます

他の問題をまとめて書きますと、長くなりすぎますので今日は書きませんが、一つの筋肉を使っていても他の筋肉も連動しますし、反対の筋肉がバランスを取っています。
ですので、筋肉一つに着目して施術を行うことも大事ですが、バランスを取ってあげることも必要ですので、膝の痛みがなかなか治まらないと言う方、ご相談いただければと思います!!

オスグット | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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