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寒くなると体が痛くなる理由

こんにちは。

すこし気温は低いですが、いい天気の一日になりました。
体を温めるのには時間がかかりますが、熱が逃げやすいため、運動をするには丁度いいくらいかもしれません。

筋肉量を維持することは、老化防止や冷え対策・痛みを和らげることにつながりますので、しっかりと行っていきましょう。

さて冬場になると、関節が痛むことがあります。
膝や腰、また肩こりとして、頚肩回りにもつらさが起きてきたりもします。

東洋医学では『六陰の邪気』(ろくいんのじゃき・ろくいんのじゃき)と言うものがあり、風・熱・湿・燥・寒・火があります。
寒さですので寒邪が原因となるのですが、寒邪は『腎』と関りが強いものになります。

腎は骨・髄を主る臓器であり、腎の水液によって養われています。
関節は骨同士が組み合わさっているところで、寒邪により腎気の働きが弱くなると、骨・髄を養うことができず関節部で痛みを感じてしまうのです。

西洋医学的に考えれば、寒さにより筋肉が硬くなり、付着部に負担がかかってしまうことにより関節付近に痛みが出てしまいます。
寒いと末梢血管は収縮してしまいますし、痛覚や触覚が敏感になるため、痛みをより感じてしまいます。

特に膝は荷重により、軟骨が摩耗しやすいところであり、痛みを感じやすいところともいえます。
寒い時期でなくても腰痛のある方や、肩こりを感じる方などは、冬場になると普段以上に感じてしまうことが出てきてしまいます。

筋肉が硬くならないようにしていくとともに、腎気の働きが弱くならないようにしていきましょう

腎気を補う食べ物として、豚肉・豆・モヤシ・栗があります。
五畜・五穀・五菜・五果とよばれるものの中で水に属し、腎気を補ったり、腎の働きを助けてくれる食べ物です。

栗は時期が終わってきているかもしれませんが、豚肉・豆・モヤシなどを多くとるように心がけていきましょう。

気には温煦作用という温める作用があり、これも腎気と深くかかわっています。
腎気が高められることにより、体も温かくなりますので、寒邪に対してだけでなく、冷えにも効果があります。

寒い時期のまだ始まりですので、しっかりと腎気を高めていきましょう

寒くなると体が痛くなる理由 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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