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足関節捻挫 続き

こんにちは。
天気のいい3連休のスタートとなりました。

お正月も比較的暖かい気候でしたが、暖かくて過ごしやすいのはうれしいですね。

さて12月に足関節捻挫のことを書かさせていただきました。
鍼灸での、対応については次回ということで書いていなかったので、今日書かさせていただきます。

まずもって、一般的には急性期(患部が熱を持つなど炎症反応が強い時期)は患部を安静に保つことが大事です。
また患部を刺激することは、炎症をより引き起こてしまうこともあるために禁忌(してはいけないこと)になります。

当院の考え方でもその通りではありますが、前回書かさせていただいたように1次損傷と2次損傷とがあり、2次損傷を引き起こさないことが痛みの期間を短くすることにつながり、早期の回復につながると考えています。

そのために捻挫などの急性期でも当院は鍼を用いています。

当然患部が腫れあがっていることもあります。
その周囲に鍼を行うことにより、周囲の血管を拡張させ血行をよくすることができます。
腫れがあまりない場合でも、表面的にはないだけで、体内では浸出液により圧迫されてしまっていることもあるため、痛みの範囲の周りに鍼をうっていきます。

もちろん患部の炎症に影響がないように細心の注意をはらって行っています。
アイシングなどの急性期の対応も腫れを抑え、炎症を抑えることを目的としています。
傷を負うことで出てくる浸出液を早期に取り除くことは、腫れを抑えることにつながり、炎症の早期回復に役立つと捉えています。

その後テーピングでの固定を行い、患部の安静を保ちます。
痛みが引いてきてからは、可動域の確認を行い、動きの悪くなっている動きがないか、また動揺性が増していないか(本来靭帯により固定されているはずが固定が弱くなっていること)をチェックします。

可動域を確保し、動揺性が増している場合には、周囲の筋肉を鍛える方法をお伝えします。
軽度の捻挫であればリハビリもあまり必要はないですが、大きな捻挫になればリハビリを行い、関節の安定性を戻していくことも必要になります。

関節が安定することで慢性的に痛みことも少なくなりますので、捻挫の痛みを長引かせないために大事なことです。
急性のものに対してどこまで鍼灸をするか難しいところもありますが、早期回復に向けての一つの方法と考えています。

捻挫に対するはりきゅうの活用というよりも、当院での活用方法になってしまいましたが、ご参考にしていただければと思います。

最後に、急性期においては鍼のみの施術しています。
灸は温熱刺激となってしまうために、急性期で炎症がある場合には行っていません。
より痛みを強くしてしまう可能性が強いためです。

ご自身で対応される場合は、冷やすことが大事ですので、無理なことはせずしっかりと冷やしてください‼

足関節捻挫 続き | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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