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冷えによる腰痛

こんにちは。

今日も朝から寒さを感じる日となりました。

まだ日の当たる暖かいところでしたら、幾分寒さも和らぎますが、冬が近づいてきました。
立冬もまもなくですので、寒さに負けないようにしていきましょう。

また明日は文化の日で祝日です。
古くは明治天皇の誕生日でしたので、旧の天皇誕生日ということになります。
当院は祝日もご予約を承っておりますので、お体気になる方はお気軽にご連絡くださいませ。

体が気になると言えば、寒さにより腰痛が出てきている方が多くなってきています。
もともと痛めていた方などが痛みがぶり返してきたり、痛めてしまうことが多い時期になってきました。

冷えることで筋肉が硬くなり、関節に負担をかけてしまうことは、肩こりや腰痛のことを様々書く中で何回も書かさせていただきました。
特にお風呂上りなどで、痛みが軽減したり、感じなくなる方は冷えて筋肉の硬さが出てしまっている可能性がある方になります。

当然寒いと筋肉が縮こまるは起こることなのですが、それにより痛みが出るか出ないかが大きな分かれ目となります。
より冷えて硬くなっているとも考えられますし、関節への負担を大きくかけていると捉えることができます。

腰のある体幹部は、内臓もあり、皮下脂肪もつきやすいところのため、本来なら温かいところのはずです。
逆に冷えやすいところは、足首や手首など、心臓から遠い関節付近になります。
心臓から遠い関節付近は、筋肉も大きなものがついていない場所なので、熱を生み出すことができず、冷気により熱を奪われやすいところとなっているため、冷えやすくなっています。

冷やされることにより、体温が下がります。
流れてきた血液の温度も下げてしまうために、静脈の流れに合わせて冷えを他の部位へと広げていってしまい、結果腰痛を引き起こしていると考えています。

日常の中で腕はよく使いますが、足は歩くことが少なければ使っていないことになります。
筋肉は収縮する際に熱を生み出しますので、使っていないということは熱を生み出していません。
その為、冷えによる腰痛が多くなってしまっているのです。

冷えないようにしっかりと保温していくことは非常に大事ですが、ご自身の体が熱を生み出せるようにしていかないと、冷えの根本の解決には至らないことが多いです。
冷えを解消していく中で、腰痛が軽減していくことも珍しくないですし、腰痛を改善することで、冷えを感じにくくなることもあります。

冷えと腰痛の関係性は非常に高いので、毎年冬に腰痛・冷えに悩むという方はしっかりと温めるようにしていきましょう
普通に温めるものいいことですが、お灸が冷えに効く理由は、もぐさの成分に理由があります。

チネオールという成分が含まれており、鎮静・鎮痛・消毒・殺菌さようなどの効果があります。
お灸を燃やしている際にチネオールが皮膚から内部に浸透していくことで、自律神経が安定し、冷えを改善していくことができます。
またチネオールは精油であり、燃焼の際に揮発していきます。
お灸独特の香りの元になるのですが、香りにもチネオールが含まれているために、香りでもリラックス効果を得ることができます。

ただ温めていくよりも、お灸の方が体にもよく、冷えの改善にも高い効果が期待できるのです。
腰痛と冷えを改善し、悩みの少ない冬にしていきましょう。

冷えによる腰痛 | 冷え性

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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