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寒さと肩こり・腰痛 その2

おはようございます

ここのところ秋晴れ続きで、秋雨は今年はあまりないかもしれませんね。
雨だと体調も崩れやすいので、体調管理のしやすい年かもしれません(^^)v

過ごしやすい気候だと思いますが、日本は四季があり冬がきますので、いい気候が続いてくれることはありませんので、すこし悲しいところです。

でも四季があることが日本の素晴らしさですので、皆さん四季を楽しみましょう!!

さて前回寒さと肩こり・腰痛について書きましたので、今日はまた掘り下げていこうと思います。

掘り下げるポイントは2つです。
「なぜ筋肉が硬くなるのか」「寒さと神経の関連」についてです。

まずなぜ筋肉が硬くなるのかからですが、寒いから筋肉が縮こまるだけではありません。
というよりもそこに何か理由があるのではないかと言うことです。

考えられることとして熱産生が関わっていると思います。
外気温が変化しても人は体温を一定に保つように出来ています。

体が熱を作り出してくれているため一定に保てるのですが、熱を作り出せる場所は筋肉と内臓しかありません
内臓は働きの際に熱を作り出してくれますが、意識的に動かすことができないため、より熱を作り出そうとしても簡単には作り出してくれません。

ですので、体温が下がった際にあげることができるのは筋肉だけと言うことになります。
体温を作り出す仕組みとしては、震え産熱があります。

寒い時に体が震えることは皆さん経験があると思います。
この時筋肉を連続的に収縮させ、熱を作り出しているのです。
短い時間ですが、寒い時に筋肉が収縮して熱を作り出すことを意味していますので、寒いと筋肉が縮こまっていくことはご理解いただけるのではないでしょうか。

体を温めるために筋肉が収縮することが多くなり、収縮するときには疲労物質が出ます
そのため筋肉が硬くなっていってしまうことが、一つ目の寒さによる肩こり・腰痛の原因となります。

2つ目は神経との関連で、このことについては神経がダメージを受けていると前回書きましたので、ご参照ください。
ここでは神経と寒さに感受性について書いていきます。

簡単に言ってしまえば、寒いと痛覚が敏感になると言うことです。
冬場にお身体のどこかをぶつけると痛みを強く感じないでしょうか

これは痛覚が敏感になり、より強い痛みとして脳が認識してしまうため、同じ強さの痛みであっても強く感じてしまうのです。
ですので、今まで何も感じないくらいの神経伝達が行われていたとしても、寒くなり敏感になってしまうために、感じていなかった症状を感じるように冬場はなっているのです

冬場、肩・腰に症状が出る方は、筋肉の硬さ、神経の敏感さによりもたらされているかもしれません。

そこに前回書いた神経の傷が加われば、痛みが出やすい環境が作られており、より痛みを感じ取りやすくなっているため症状へとつながっていくこともお分かりいただけるのではないでしょうか

冬は体を痛めやすい、まさしくその通りですので、皆さん体調管理しっかりとしていきましょう!!

寒さと肩こり・腰痛 その2 | 時事

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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