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春に頭がボーっとする

こんにちは。

今日も温かくいい陽気です。
球春、甲子園で毎日熱戦が行われていますので、天候がいいことはいいことですね。

春で温かくなり眠気が出てしまうなんて方も増えてきているのではないでしょうか
頭がさえず、ボーっとしていしまうのが春かもしれません。

これは東洋医学的には気が上に上がってしまうためと考えられています。
春は温かくなり陽の気が多くなります。
陽の気は活発な性質のために上へ上へと上がっていきます。

人の身体で一番上にあるのが頭ですので、上がってきた気が頭に集中すると、気が多くなり頭がボーっとすると考えられています。
簡単に言ってしまえば、軽いのぼせの状態になっていると言うことになります。

のぼせは本来身体が熱を持ちすぎた時に起こりますが、この時期は温かくなり体温調整の仕方が変わる時期のため、放熱がうまくできないと頭に気が上ってしまいます。

そこで、この頃頭がボーっとする、またすっきりとしないと言う方にお勧めのツボをご紹介いたします!!

まずは百会(ヒャクエ)

頭の一番高いところにあるツボです。
正確には両方の耳の一番高いところ同士を結んだ線と、お身体の中心を通る正中線が交わるところに取ります。
先ほども言ったように気が上へと上がっていきます。
頭に溜まった余分な気を取り除き、すっきりとさせてくれると考えています。

次に曲泉(キョクセン)

曲泉は関係に属し、脚にあるツボです。
気が上に登りすぎないように脚に気を向けることで、のぼせを抑えることができると考えています。
場所は膝の内側、膝を曲げた時にできる関節のしわの端に取ります。

もうひとつが天井(テンセイ)

肘の後ろ側、肘の骨の上に取ります。
聞き馴染みの無いことですが、東洋医学では三焦(サンショウ)と言う考え方があります。
内臓を上・中・下に分けるものになりますが、現代的に考えれば無いものとなってしまいますし、中医学でも統一見解はいまだ得られていないものですので、ここでの説明は省かせていただきます。
その三焦の経絡に属するツボで、上に気が上ることを抑えてくれます。

3つの経穴(ツボ)ともに、痛すぎない程度で押さえて下さい。
特に天井は、肩こりにも有効なツボですので、頭がボーっとすることと肩のこりの自覚がある方は天井を押してみて下さい。

肩コリにより頭がボーっとすることもありますが、肩こり自体も気が上に上がりすぎることで引き起こされてしまうものです。
気が上に上がりすぎないように、気を落ち着かせることとともに、うまくツボを使って肩・頭の症状を抑えましょう!!

ツボの使い方は様々です。
今日紹介させていただいたツボが、全てではありませんのでご自身に合ったツボを知りたいと言う方はお気軽にご連絡ください。

春に頭がボーっとする | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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