JR岐阜駅徒歩5分の鍼灸院

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膝蓋腱炎

おはようございます。

岐阜は昨日の台風はそれほど問題なかったですね(^^)v
同じ東海でも静岡は冠水もあったようですし、関東は17号との関連もあるのかひどい雨だったみたいです。
まだ台風も来るかもしれませんし、大雨にはいつなるか分かりませんので、日ごろから気をつけていきましょう!!

さて膝の続きですが、今日は「膝蓋腱炎」または「ジャンパー・ニー」と言われるものです。

膝の皿の下に靭帯が付いており、膝蓋靭帯または膝蓋腱といい、その靭帯の炎症もしくは付着部の炎症のことです。
膝の皿自体が大腿四頭筋の種子骨となっていますが、種子骨とは滑りを良くしたり筋腱の働きを助けてくれる骨のことを言います
植物の種(種子)に形が似ていることからそう呼ばれています。

大腿四頭筋をよく使うと、膝の皿も動くことになり、膝蓋靭帯に引き延ばされる力が加わります。
筋肉はもとより弾力のある組織ですが、腱は硬い弾力のない繊維です。
硬いため強いと思われるかもしれませんが、硬いということは伸びないと言うことでもあり、伸びない組織を繰り返し伸ばしていることになり、反復することで炎症を起こしてしまうのですが、よくジャンプをするスポーツをしている人に多くみられることから、ジャンパー・ニーと言われています。

膝を伸ばす動きのメインの筋肉が大腿四頭筋であり、ジャンプ動作時に大きな力発揮を求められます。
体重の何倍もの力発揮をしジャンプをするわけですので、わずか数㎝の靭帯にはとんでもない負荷がかかっていることになり、常に引き延ばされてしまうと炎症を起こしてしまうのです。
膝をよくつく方にも同じような形で痛みが出現することもあります。

大腿四頭筋の影響が強いので、痛みの出ている方は大腿四頭筋が硬くなっています
ストレッチしようとしても痛みの方が先に出てしまい、伸ばせないような人もいらっしゃいます。

施術にて大腿四頭筋の柔軟性を高めていき、曲げても痛みの出ないようにしていくのですが、当院としてどのように指導させていただいているかと言うと、膝を曲げると痛みが出ますので、股関節を後ろに反らす動きでストレッチするようにお伝えしています。
大腿四頭筋は、膝だけでなく股関節にも関与しており、股関節を曲げる時に収縮しています。
反対の動きをすればストレッチできますので、膝を曲げてストレッチできない方には代用法としてお伝えしています 😀

もちろん痛みが引いてきて、普通にストレッチできるようになれば普段通りのストレッチの仕方に戻していっていただいていますが、痛くて伸ばせないときに無理に伸ばしてしまうと、より痛めることにもなりませんので、患部に無理のないストレッチの仕方をしていただく必要があるかと思います。

なかなか文で書くとお伝えしずらい所もありますので、痛みの出ている方はお気軽にご相談下さい!!

膝蓋腱炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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