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肩こり 可動域制限

こんにちは。

2月も後半に入り、朝の冷え込みが幾分弱くなったようにも思いますが、まだまだ寒い日が続いています。
寒波の強い冬となりましたので、暖かくなるのも遅いかもしれません。
体調管理を継続していきましょう。

さて、寒さが強いため、例年よりも肩こりがひどいという方も今年は多いように思います。
冷気により、筋肉が硬直していってしまうために引き起こされていると思われ、肩の動きの悪さにもつながっています。

そこで今日は肩の可動域について書かさせていただきます。

正常の可動域が保てていることで、ひとまず関節の動きが悪くはなっていないと捉えることができます。
筋肉が硬くなり動きを制限してしまいことで、ほかの筋肉の動きも悪くしてしまい、肩回り全体のこわばりを生み出してしまいます。

どの動きが悪くなっているかを知ることで、硬くなっている原因の筋肉に対してアプローチしていくことができます。
また硬くなっている筋肉を伸ばすことでセルフケアにもつながりますので、一つの目安にしていただければと思います。

肩の動きですが、大きく6つの動きに分けることができます。
・屈曲  腕を前から上げる動作、手のひらが内側を向くようにして行う
・伸展  腕を後方に挙げる動作、手のひらが内側を向くようにして行う
・外転  腕を側方に引き上げる動作、手のひらが正面を向くようにして行う
・内転  腕を体側に引き寄せる動作
・外旋  肘を曲げ、体側につけた姿勢で行う、肘から先が外側に向かい動く動作、親指を真上にして行う
・内旋  肘を曲げ、体側につけた姿勢で行う、肘から先が内側に向かい動く動作、親指を真上にして行う
・水平屈曲  腕を肩の高さまで外転させた状態から腕を前に出していく動作、手のひらは正面を向く
・水平伸展  腕を肩の高さまで外転させた状態から腕を後方に伸ばしていく動作、手のひらは正面を向く

姿勢が変わったり、手の向きや位置により、動かす筋肉が異なってくるため、正確に測ることは一人では難しいところもあります。
動かしたときの違和感やストレッチ感が強ければ、その時に動かしている筋肉や、伸びている筋肉が硬くなっていることが考えられます。

可動域はと言うと、
屈曲 180度
伸展 50度
外転 180度
内転 0度
外旋 60度
内旋 80度
水平屈曲 135度
水平伸展 30度   これらが参考可動域と言われる、可動範囲の目安となります。

関節の柔らかい人はこれ以上に動くこともあり、動かないからと言ってダメと言うわけではありません。
ですが本来動く範囲として考えると、動きを悪くしている原因があるとも考えられます。

肩回りに気になる症状がある場合は、動きの悪い動きを確認し、動き悪い動作をより多く行いストレッチしてあげることで、柔軟性を作り出すことにつながります。

体操やストレッチを行う際に一つ目安にしていただければと思います。

肩こり 可動域制限 | 肩こり

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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