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肩こり 胸郭出口症候群

おはようございます。

爆弾低気圧のせいか夜中すごい雨でしたね。
寝付くと朝まで起きない僕でも、夜中1回目を覚ましましたのでかなり強い雨だったと思います。
場所によってはもっとすごい雨・風になっていると思われますので、外出の際は気をつけましょう!!

さて肩の症状で腕を上げた時に痛みが出る方がお見えだと思うのですが、肩ではなく腕に走るような痛みが出る方について今日は書いていきます。

腕を上げるときに痛みが出るのは五十肩の特徴ですが、痛みの場所は肩周りです。
腕に痛みが出る方は以前書いた「頚腕症候群」でもあるのですが、「胸郭出口症候群」(キョウカクデグチショウコウグン)というものもあります。

この胸郭出口症候群、の周りで腕に行く神経・血管を圧迫されることによりおこる神経性の痛み・循環障害・筋力低下などが症状となります。

頚から出た神経がまとまっている腕に行くものを腕神経叢(ワンシンケイソウ)といい、並行して走る動脈を鎖骨下動脈と言います。
この神経・血管が障害されるのですが、3つのポイントで障害されます。

頚のところ斜角筋により、障害を受けるものを斜角筋症候群
鎖骨と第1肋骨との間で障害を受けるものを肋鎖症候群
胸と腕の境目付近で障害を受けるものを小胸筋症候群(または過外転症候群)   とわけられています。

どれも似たような症状となるのですが、上に書いたもの以外にも頚腕痛、頚や肩周りに痛みがでます
ですので肩こりと思われていても、実際には胸郭出口症候群ということもあります。

それぞれにテスト法がありますので、腕に痛みのある方は胸郭出口症候群の検査を受けてみてもいいかもしれません。

なかには骨異常、第7もしくは第6頸椎の変形により引き起こされていることもありますので、その際は外科的な処置が必要となることもあります。
腕を挙げていて長くなると、つらい感じが出るのは皆さんかもしれませんが、その際腕にしびれる感じや力が入りにくくなる方は胸郭出口症候群の可能性が強い方になりますので、適切な処置により、肩に出ている症状が緩和していくと考えています

肩がつらいからといって肩こりと断定せず、他に気になる症状がないか確認し、ある場合には違う病気の可能性がありますので、一度相談しやすいところにかかっていただくことがいいかもしれません。

気になることは早め早めに対処しましょう!!

肩こり 胸郭出口症候群 | 肩こり

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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