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腰痛対策 腹圧

おはようございます。

今日は年度末ですね。
ここのところ春らしい陽気が続いてくれていますので、入学式にはきれいな桜が見られるかもしれません。

進学や新社会人の方は新しい門出ですので、いいスタートを切ってください!!

さていいスタートを切るためには、お身体の調子がよくなくてはいけません。
お身体の調子がいいと、気持ちも上を向いてくれますので、休みの間に生活が乱れてしまったと言う方、まずは生活のリズムを戻しましょう。

そこで今日は、お身体の調子を整えるために「腹圧」について書かさせていただきます。

身体の調子が良くないときの代表的なものに腰痛があります。
調子がいい状態とは、単に風邪などの体調不良がないだけでなく、お身体に不調が出ていない事も含まれると思っています。

腰痛の一つの原因が腹圧と言われており、腹圧が下がると腰痛になりやすいと言われています。
ですので、正常な腹圧を維持することも体調管理の上で必要になってきます。

そもそも腹圧とは皆様ご存知でしょうか

腹圧とは、お腹にかかっている圧のことです。
より正確に言うと、お身体の内面で内臓を正しい位置に保つために加えられている圧になります。

内臓は固定されているものもあれば、固定されていないものもあります。
またお腹周りには、身体を囲い込むような構造をした骨は当然ながらありません。

ですので、内臓が一定の位置を保つには周りからの圧が必要なのです。
その圧が腹圧であり、臓器を取り囲んでいる腹膜や体幹部の筋肉などにより圧がかけられています。

もちろん背骨も腹膜の中にあり、腹圧をうけています。
背骨も圧がかかることにより、正常に保たれている訳ですので、腹圧が弱くなると背骨の安定性も悪くなってしまうと考えられています。

腰の悪い方はコルセットをつけた経験のある方も多いはずです。
このコルセットも腹圧を高めるためのもので、締めつけることで背骨の負担を軽くしてくれています。

ではどうすれば腹圧が高まるのか

体幹部の筋力をあげることが望ましいですが、痛みのある方にトレーニングは少し無理があると思います。
ですので、腹筋をうまく使えるようになっていくことがいいと考えています。

方法は、座った体勢か、仰向けで寝た状態で行います。
まずおへその横2センチくらいのところ両方に指先を置きます。
そのまま身体が前に行かないようにお腹に力を入れます。
時間は5秒から10秒ほどで、一度力を抜きます。

この時先ほどおへその横に置いた指で、お腹を軽く押し返します。
普通にお腹に力を入れるよりも、腹筋への意識が高まり、筋肉がしっかりと収縮をしてくれます。

これを同様に脇腹でも行います。
脇腹の際に指を置くところは、身体の真横で、骨盤の骨とろっ骨の真ん中に取ります。

どちらも5秒から10秒を3セットか4セット行います。
体幹周りの筋肉の収縮が強くなり、腹圧が高くなります。

腹筋に力を入れることは難しいことではないはずです。
腹筋に力の入っている状態を維持できることが望ましく、そのためには筋肉を使う意識が必要です。
これはそのための意識付けの方法です。

場所を選びませんし、簡単にできます。
今痛みが強い方でも、行える方法だと思いますので腰痛持ちの方、ぜひ試してみて下さい。
また分からない事などありましたらお気軽にご連絡ください!!

腰痛対策 腹圧 | 腰痛

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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