伊藤はり・きゅう院

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スタッフブログ

秋と肩こりについて

おはようございます。

すっかりと秋らしくなり、朝晩と日中との気温差が大きくなってきましたので、今年は紅葉がきれいになるかもしれません。
標高の高いところでは見ごろかもしれませんが、平野部ではまだまだですが、見ごろを逃さないようにしないといけませんね。

さて寒くなってきたと言うことは、肩こりがひどくなる季節になってきました。

原因は気温による血行不良・筋肉の硬結が原因です。

冷えることにより体は熱を逃がさないように働きます。
血管は放熱をなるべくさせないように収縮し、熱を逃さないように作用します。
当然血行が悪くなりますので、筋肉の老廃物や疲労物質の除去が遅くなります。
老廃物・疲労物質がたまれば、筋肉は硬直していきますので、コリが生じてしまうことになります。

首や肩は、常に重たい頭を支えているところですので、コリが出やすいところになります。

秋になり肩こりが出てきた・ひどくなってきたという方は、少しずつ冷えの症状が出てきているのかもしれません。

また東洋医学の観点から考えると、秋は金に属します。
金とは五行の分類の一つで、肺・大腸経とかかわりの深い属性になります。

金の気が高くなると、五行の関係で木に属する気を克する(抑えてしまう)作用があります。
金の克する相手が木であり、秋は木の気が弱くなるタイミングとなります。

この木とかかわりの深い経絡が、肝・胆経です。
特に肝臓とかかわりが深いのが、筋と血となります。

肝は「血を蔵す」と考えられており、血液量の調整をしていると東洋医学では考えています。
西洋医学からみても、肝臓は門脈があり、多くの血液が流れ込むところであり、拍出量の28%もの血液が流れ込んでいるところです。
血流と肝臓はかかわりの深い臓器と言えます。

また肝は「筋を主る」作用も持っており、肝の疏泄の作用を受けて働きを発揮できると考えられています。
もちろん現代の観点からみても、肝臓がエネルギーの貯蔵庫であるため、筋肉が働くためには肝臓からのエネルギーの供給が必要になってきます。

要するに秋になり、肝の気が抑えつけられてしまうことにより、血行や筋肉に影響が出ると東洋医学では考えられてきたのです。

もちろん気は移り変わっていくものですので、秋になり金の気が高まることは本来のことです。
バランスが悪くなり、力関係が乱れてしまうことが、病気の原因となるのです。

外気やなど、周りの影響を体は知らず知らず受けていきますので、その時その時に応じた体調管理の方法をしっかりと考えていくことが大事になってきます。

健康管理の方法、古い言い方をすれば養生になります。
「衛生を守り健康の増進に心がけること」・「病気を治すように努めること」を意味しています。
秋から冬にかけては、寒さもあり体調を崩しやすくなりますので、皆さんしっかりと養生していきましょう


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