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2017年3月

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股関節痛 グロインペイン症候群 | 症状

股関節痛 グロインペイン症候群

こんにちは。 日差しが強くなってきてくれていますが、日陰や建物の中はまだ寒く感じます。 外でも風があると暖かいとはなかなか言えませんね。 気づけば来週末には4月です。 温かくなるのももうすぐそこですので、しっかりと体調を整えていきましょう。 さて股関節の痛みのことについて以前、変形性股関節痛について書かさせていただきました。 股関節の痛みで最も多いものだと思われるのですが、今日はスポーツの中で股関節の痛みが出るグロインペイン症候群について書いていきます。 股関節の痛みで骨や関節に異常がある方でなく痛みを感じる方の大半が、スポーツをされている方と感じています。 あまり運動をされない方ですと、腰に痛みが出ることが多くなります。 腰痛の際にも下肢の影響で腰に痛みが出ると書かさせていただいているように、股関節の痛みとして出るのではなく、腰痛になってしまっていることが多いです。 さてグロインペインと聞くと聞きなれない方も多いのですが、グロイン(groin)とは股関節のことです。 ペインとは痛みのことですので、股関節の痛みをさします。 痛みの箇所が一か所ではなく、鼠径部・内転筋近位部・坐骨部・下腹部、時には睾丸の後方に痛みが出ることもあります。 原因は体幹から股関節にかけての筋肉や関節の柔軟性の低下(可動域の減少)、骨盤を安定性の低下、体幹と下肢の連動がうまくできないこと(協調性の低下)が挙げられます。 一回の衝撃などで痛みが出る外傷とは異なり、繰り返しかかる負荷によって発症する障害となります。 特に多いのがサッカーで、キックの動作の際に股関節に大きな運動が必要であり、大きな力発揮をするために、痛めてしまうことがあります。 また中腰姿勢での動きが多いスポーツでも股関節にかかる負担が大きくなるために、グロインペインとなることが見受けられます。 内転筋の硬さが原因であったり、腸腰筋・腸脛靭帯(大腿筋膜張筋)の柔軟性が落ちていることが原因となることもあります。 恥骨筋の動きが悪い場合には、恥骨結合炎と診断されることもありますが、恥骨結合炎も広い意味ではグロインペインと言えると捉えています。 対処法として痛みの出る動作に関わる筋肉・関節の負担を取り除いていき、筋肉が協調して動けるようにしていくことが重要になってきます。 股関節に痛みが出ている際には、大腿の前と後の柔軟性の差や、内転筋・腸腰筋の硬さのチェックを行うとともに、片足立ちにて骨盤が安定しているかどうかを診ています。 硬さが出ていれば動きを悪くしてしまっている原因になりえますし、骨盤が安定していなければ動きの中で余分に負荷がかかってしまうことになります。 協調性・連動性において弱い筋肉があることで、うまく力発揮ができなくなることがあります。 もちろん弱い筋肉を鍛えていくことで痛みを小さくしていくことや再発予防ができます。 一度痛めてしまうと治りにくいとされているものではありますが、体のバランスをしっかりと整えていくことで痛みの改善を行っていけます。 痛みが長期化していけば、運動を制限しなければいけなくなりますので、早め早めに痛みに対して対処していきましょう。

春の肩こり | 肩こり

春の肩こり

おはようございます。 日差しがだんだんと強くなってきているのは感じますが、まだまだ暖かいとは言い切れませんね。 また昼中と朝晩との気温差が大きくなってきていますので、注意が必要となってきています。 春らしい春はもう少し先ですので、皆さん体調管理気を付けていきましょう‼ この時期気をつけないといけない体調管理が、花粉症となるのですが、この時期に増えるものとして肩こりがあります。 卒業式シーズンになりましたし、月が替われば入学式シーズン、またそれに伴う生活環境の変化が春にはどうしてもつきものです。 学年が上がるだけの場合は少し違うかもしれませんが、春は襟を正すことも多い時期になります。 普段感じないストレスを感じたり、忙しさで自律神経を乱してしまうと肩こりがひどくなるということもあります。 忙しいとなかなか感じることができませんが、体調の些細な変化を見落とさないようにしていきましょう。 また厚手の上着を脱ぎ始めるタイミングですので、それにより肩こりが増長されることもあります。 一日の中での気温差や、暖かい日と寒い人の気温差と、凍えることはなくなってきても体が冷やされてしまうことが多いことが原因となります。 寒い冬が終わりに近づき、体調がよくなるはずが体調が乱れてしまうなんてことにならないようにしていきましょう。 そんな時にお勧めなツボが「曲池」です。 鍼灸師なら誰でもが知っている有名なツボですし、鍼灸師でなくとも名前を聞いたことはあるかもしれません。 肘の外側、肘を曲げたときにできるシワの端にとります。 肩回りに気になる感じが出てきたとき、日ごろの体調管理の一環として、いた気持ちいいくらいで押してみてください。 頚から肩にかけて通る経絡に属しており、曲池を刺激することで、肩周りの筋肉が緩んでくれる効果が期待できます。 春は過ごしやすい季節ですが、まだ季節の変わり目ですので、しっかりと体調管理していきましょう‼

変形性股関節症 | 症状

変形性股関節症

こんにちは。 3月にはいり、日差しがだんだんとと良くなってきている気がします。 部屋の中からみていると暖かそうな気がします。 風が吹くとまだまだ風は冷たいですが、春が近づいてきてくれています。 温かくなり、急に運動を再開されますとお体を痛めかねませんので、運動の際にはしっかりと準備運動をなさってくださいね。 また明日は、午前中各務原シティマラソンに鍼灸ブース設置のために出てしまいます。 ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 もしシティマラソンに参加されるという方は、お気軽にご利用していただければと思います。 さて先日股関節の痛みについて書かさえていただきました。 そこで今日は股関節の痛みの多くを占める変形性股関節症について書いていきます。 主な症状としては痛みと機能障害で、股関節部(鼠径部)に痛みが出ます。 足の爪が切りにくかったり、あぐらがかきにくくなる、靴下を履くのが困難になるなどの症状もあり、運動機能の低下が見られます。 痛みは当初は動かしたときに痛みますが、進行すると夜間痛や、常時痛みがあるようになっていきます。 多くは女性に起こり、日本での痛みの主な原因は発育形成不全が関わっており、全体の8割の方に子どものころの発育が関わっています。 ですが、形成不全がなくても股関節の軟骨部に変性・破たんが起きて起こり得るものです。 進行していくと軟骨だけでなく、骨にも影響が出始め、関節部の骨がいびつな形になり、痛みは運動の制限が起きてしまうのです。 痛みを取り除いていくためには臀部の状態が深くかかわており、脚長差の原因も臀部の筋力の弱さが影響しているからです。 また臀部の筋行くが硬くなることで可動域も狭くなり、より痛みが出やすくなってしまいます。 股関節の痛みだからと言って、鼠径部ばかり気にしていては痛みの改善がうまくできないこともあり、股関節の動きには臀部の筋肉も関与していますので、臀部からしっかりといい状態にしていくことで、痛みを軽減することができます。 股関節の動きは腿の筋肉も関わっており、当院では、股関節の痛みとしても膝付近まで施術させていただいております。 関節が上手く動ける状態に近づけ、関節への負担を減らしていくことで痛みを改善させていただいております。 変形の進行が強い場合には、観血的療法(手術)も考えなければいけませんが、骨の変形がそこまでひどくない場合にはしっかりと痛みを取り除いていけると考えています。 スポーツの場面においては、変形性とは全く異なるケースがありますので、またスポーツ特有のものについては書かさせていただきたいと思います。

股関節痛 | 症状

股関節痛

おはようございます。 今日から3月になりました。 日差しが強くなり、だんだんと春めいてきてくれています。 ただ気温差ができていますので、寒い時に体調を崩されないようにご注意ください。 先週の日曜日には東京マラソンも開催されました。 運動にはいい時期になってきましたので、しっかりと体を動かしていきましょう。 久しぶりの運動や、急な運動を行うと体を痛めてしまうこともあります。 腰や膝・足首については様々書かさせて来ていただきました。 運動の種目によっては股関節に痛みが出ることも多々あります。 そこで股関節に痛みの出るものについて書かさせていただきます。 今日は総論的な感じで、股関節の解剖について書いていこうと思います。 まず股関節の解剖ですが、特徴的なことは股関節を形成する大腿骨に、角度がついているということです。 長管骨と言われる細長い骨はまっすぐできていることが多いですが、大腿骨には曲がっているところがあります。 これを頸体角(ケイタイカク)と言い、成人では125°と言われています。 この角度は下肢が正常な位置をとるために重要なもので、角度が小さければ股関節は内反(大腿が内に入る)していき、角度が大きければ股関節は外反(大腿が外にひらく)してしまいます。 内反・外反することで、負担のかかりやすい筋肉に差が出てきてしまいます。 常に内反しているということは、股関節を内転させる内転筋は常に短縮してしまいますし、外にひらく中臀筋などは常に突っ張っていることになります。 もちろん骨や関節の問題だけでなく、体の使い方によっても同様なことが起きます。 また股関節は、肩同様に動きの複雑な関節です。 関節が骨同士で密にかみ合わさっている構造ではありませんので、関節窩の周りに関節唇という縁取りが存在します。 同時に骨同士がかみ合わさっていない関節を補強してくれているのが靭帯であり、股関節には5本の靭帯があります。 特に強靭な靭帯は腸骨大腿靭帯で、人体でもっとも強力な靭帯とされています。 動きが大きく複雑なために、靭帯での補強がしっかりとされている関節となります。 複雑な動きをするということは、筋肉も多くついていることを意味します。 小さい筋肉も多いために、体の深部の筋肉が硬くなることにより、関節の動きを悪くし、痛みが出てしまうこともしばしばあります。 特に中腰姿勢で動くスポーツや、股関節を大きく動かすことが多い方には注意が必要です。 腰と股関節は連動して動くこともあり、股関節が腰痛の原因となることもありますので、股関節に気になる痛みや違和感のある方は早めに対処していった方がいいかもしれません。 今日は総論的な形で書かさせていただきましたので、股関節に痛みを出す障害などはまた後日書かさせていただきます。

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