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上腕神経痛 | 症状

上腕神経痛

こんばんは。 11月も中旬に入り、紅葉も見ごろを迎え、秋めいてきています。 個人的には子供の七五三が無事に終わり、秋の大きな行事が一つ済みました。 これからは年末にかけて忙しくなっていきますので、皆さん体調管理しっかりとしていきましょう。 さて腕に痺れや痛みが出る疾患の続きを今日は書かさせていただきます。 その中でも特に広範囲にわたって症状のあらわれる「上腕神経痛」について今日は書いていきます。 この上腕神経痛、一般でも聞くことのある名前かもしれません。 ですが、病名として正式なものとは考えにくいものです。 なぜかというと、上腕神経痛は痛みの出る範囲が広く、原因となる疾患があり痛みが出ていることが多いからです。 中には疾患がなく出ることもありますが、多くは胸郭出口症候群や、頚椎症などが原因となります。 痛みの範囲は、肩や背中・上腕から前腕の親指側、そして親指と人差し指です。 神経痛であり、神経の絞扼部位により痛みの出るポイントが変わります。 多くが腕神経叢から分岐した神経であり、胸郭出口症候群であれば、斜角筋部・肋鎖間隙・小胸筋部を圧迫することにより、痺れの誘発が認められます。 また頚椎症であれば、頚の動きにより痺れや重だるさの誘発が起こります。 原因のはっきりしている上腕神経痛については、原因部の神経絞扼を解消していくことで症状の改善が見込めます。 ですが原因がない場合もあり、その場合多くは同一姿勢でいることにより、背中や肩の筋肉が硬くなり引き起こされていることもあります。 末梢神経のことを書いてきましたが、時には中枢の疾患により末梢神経の痺れが引き起こされていることもありますので、注意が必要となります。 腕の広範囲における痺れ・だるさに使われる上腕神経痛と言う呼び名、原因をしっかりと見極めることにより、症状の改善が可能です。

四辺形間隙症候群 | 症状

四辺形間隙症候群

こんばんは。 ここのところ院の外での活動が時期的に多くなり、ご迷惑をおかけしております。 できる限り、院にいる時間も多くしていけるように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 さて以前腕の痺れのことについて総論的に書かさせていただきました。 僕の方がバタバタとしてしまったために、その後詳しく書いていくことができておりませんでした。 時間のある時に継続して書いていきますので、気になる傷病名がありましたらもうしばらくお待ちください。 今日はその中の一つ、四辺形間隙症候群について書いていきます。 まず四辺形間隙がどこにあるかと言うと、肩の後ろ側、脇のところに位置しています。 上腕三頭筋の長頭・上腕骨・大円筋・小円筋の4つに囲まれており、間隙の形が四角形をしているところから四辺形間隙(クワドリラテラル)と呼ばれています。 また後方四角腔とも呼ばれています。 肩関節外転位において、内旋・外旋を繰り返すことで、四辺形間隙を通過する腋窩神経を絞扼し、腕に痺れや重だるさが出現します。 肩の疾患の中で診断されることは少ないものですが、腋窩神経は肩の動きに関わる三角筋を支配している神経です。 そのため、腋窩神経が絞扼されると肩が挙げずらい、肩の外側に違和感を感じるなどの症状が出ます。 腕が挙げずらい場合には、腱板の異常の方が確率としては圧倒的に高いのですが、腕が挙げずらい=腱板損傷と言うわけではない可能性もあります。 四辺形間隙症候群は絞扼性の障害のために、周りの筋肉に硬さが出ていることが多く、特に小円筋に硬さがあると絞扼を引き起こす可能性があります。 腕をよく使う場合に見られる疾患でもあり、野球やボート競技などに多く見られます。 仕事で腕をよく使う場合でも起こりえますし、肩の打撲により発症することもあります。 当院では肩の動きに対して痛みや違和感を感じる場合には、肩甲骨周りの筋肉、特に棘下筋・小円筋の状態の確認はしっかりと行っております。 四辺形間隙の隙間が元通りになることで、絞扼による神経の締め付けは弱くなっていきます。 肩から腕にかけて症状がある方で、患側の三角筋が委縮している場合にはこの四辺形間隙症候群の可能性があり、腋窩神経の作用が悪くなっていると考えられます。

手の痺れ その2 | 症状

手の痺れ その2

こんにちは。 急に朝晩の涼しさが出てきました。 秋らしいのですが、変化が一気に出たために風邪をひかれたり、お体が上手くついていかない方も多いように感じています。 衣服でうまく調整をして、体調を崩さないようにしていきましょう。 さて前回手の痺れのことについて、総論的に書いていきました。 もう少しわかりやすくするために補足として今日は、どのように神経が走っていて、どこのポイントでどのような疾患が起こるのか、分かりやすく図でまとめていきたいと思います。 いろいろとブログの場では書かさせていただいており、すでにご説明させていただいた疾患もあります。 今回書かさせていただいて、まだ説明のできていない疾患については、日を改めてご説明させていただきます。 腕に行く神経は第1頚椎(C1)~第1胸椎(Th1)と言うことは前回書かさせていただきました。 通るところの横の赤い文字が起こり得る疾患です。 今回書かさせていただいた疾患がすべてと言うわけではないです。 また斜角筋症候群・肋鎖症候群・過外転症候群は頚肋症候群とともに胸郭出口症候群ともいわれています。 頚にも頚椎ヘルニアや頚椎症などここに書き入れていないものもまだまだあります。 そして末端の疾患になってくると、同じ領域に痺れが出ていたとしても上位のレベルで障害を受けていると言うこともあります。 余計にややこしくなってしまったかもしれませんが、腕や手に痺れを引き起こすもの物として、神経に対して絞扼を加えていくものを中心に書かさせていただきました。 すでに説明させていただいたものもありますし、まだ書いていないものもあります。 書いていないものについては後々書かさせていただきます。

手の痺れ | 症状

手の痺れ

こんにちは。 最近知ったのですが、夏休みがかなり短くなっているところもあるようです。 9月1日から2学期と言うのはもう古いみたいで、近くの高校では20日過ぎには始まっていたようです。 年々熱くなっていく中、夏休みが短くなるというのは意外でしたが、どうやらエアコンが完備されているみたいで、暑くて勉強にならないと言うことは無いみたいです。 もちろん進学校か、部活に力を入れている学校かでは、大きく異なると思いますが、夏休みの捉え方も変わってきているのかもしれません。 変わってきていると言えば、肩こりを気にされている方の中で、手の痺れなどの違和感を持つ方の割合も増えてきているように思います。 当院は肩こりの施術の際には頚にも注目しており、頚の筋肉の硬さや関節の動きの悪い方が多くお見えです。 詳しく聞いていくと、時折手に痺れを感じたり、腕がだるくなることがあると言われる方がお見えです。 神経痛までいかなくとも、手に痺れが出ると言うことは、神経に対して圧迫やら絞扼が起きている可能性もあります。 そこで今日は、腕の痺れについて大きく説明させていただきます。 詳しくはまた一つ一つ説明させていただき、当院の考える治療の方向性も併せて書いていこうと考えております。 腕の痺れの大元はやはり頸になります。 腕に行く神経は頚で脊髄から分岐し、腕に向かっていくのですが、その際に頚神経叢と腕神経叢にわかれます。 この2つの違いは、神経の出る高さの違いで、C1~C4(第1頚椎から第4頚椎)を頚神経叢、C5~Th1(第5頚椎から第1胸椎)が腕神経叢となります。 腕となると多くが腕神経叢からの分岐であり、頚神経叢からの分岐は頭や頚肩までとなります。 頚神経叢からの分岐で後頭部へと走行する小後頭神経があり、後頭部の頭痛などと関係の深い神経になります。 二の腕の前側から腕神経叢からの分岐のエリアとなり、順番に前腕の親指側から第1~2指、第3指、第4~5指から前腕の小指側、上腕の小指側と神経の支配領域が並んでいます。 全て腕神経叢からの分岐となります。 どこが痺れているかにより、どの神経の影響を受けているかを大まかに知ることができます。 手に置いては少し複雑に支配領域が分かれていますので、それぞれの神経を説明させていただくときに書かさせていただきます。 痺れは神経の影響ですし、腕となると頚椎からの分岐がほとんどです。 また痺れなどを誘発するポイントは頚・肩・上腕・肘・手首などそれぞれに存在します。 どこに症状がでていて、どこのポイントで痺れや痛みを誘発するかをしっかりと見極めることで、神経の絞扼や圧迫を取り除くことができ、腕の違和感の改善へとつながります。 単なる肩こりの影響だけではないこともありますので、気を付けていきましょう。

手首の痛み TFCC損傷 | 症状

手首の痛み TFCC損傷

こんにちは。 連日暑い日が続いています。 冷たいものがほしくなりますが、体の冷やしすぎは食欲低下をもたらし、エネルギー不足になりかねません。 冷たいものの取りすぎには注意していきましょう。 以前腱鞘炎のことについては書かさせていただきました。 手首の痛みは気にされている方も多く、当院でも他の部位と一緒に気になるところとして言われることも多いです。 そこで手首の痛みで、スポーツと関連の高いTFCC損傷について今日は書かさせていただきます。 TFCC損傷とは、三角線維軟骨複合体損傷のことです。 手首の小指側が痛み、フライパンを持つと痛みが出たり、ドアノブをまわす時に痛みが出ます。 手首に痛みが出ているので、腱鞘炎と勘違いされてしまうこともありますが、TFCC損傷は軟骨や靭帯の損傷に伴う痛みです。 TFCCを構成しているのは、関節円板を中心に周りの靭帯の複合体のことです。 尺骨三角骨靭帯・尺骨月状骨靭帯・掌側橈尺靭帯・背側橈尺靭帯・尺側側副靭帯・三角靭帯と6つの靭帯があり、それぞれに役割を担っています。 小指側にはTFCCがありますが、親指側は骨と骨で関節が作られており、関節軟骨は存在しません。 その為、手首を小指側に傾ける動作が多かったり、小指側に傾けた状態で手首を捻ることが多いと痛めることが多いです。 ラケットを使うスポーツを行う方に多く見られることも特徴です。 手首を小指側に傾けたときにTFCCには圧力が加わっています。 繰り返される圧力により、微細な損傷は引き起こされます。 TFCC損傷の方は手首を小指側に倒し、軸圧をかけると痛みが誘発されます。 また小指側に倒し、手首を捻ることでも痛みの出現も見られ、TFCC損傷が疑わしいかどうか鑑別方法として用いています。 手首をよく使うために、肘から先の筋肉の張りが強くでていることも見受けられます。 より関節に圧力をかけてしまうことにつながるため、当院ではTFCC損傷が疑われる方には手首だけでなく前腕部から対応をさせていただいています。 効果的なツボとしてよく用いさせていただくのが、少海(ショウカイ)と陽谷(ヨウコク)です。 少海は、前腕の屈筋を弛緩させるために有効と考えているツボで、肘の内側上顆と肘頭の間にとります。 陽谷は、手首にあり、尺骨茎状突起の遠位端・陥凹部にあるツボです。 患部とほぼ同じところで、痛いところに直接鍼をうつことにはなりますが、関節部の負担の軽減につながります。 この2穴以外にも硬さの強く出ている筋肉や、手首の動きの改善につながるツボを用いさせていただいています。 手首を動かしたときに痛みが出る、痛みが出てから長引いているなど、手首の小指側の痛みはTFCC損傷が引き起こしているかもしれません。

股関節 恥骨結合炎 | 症状

股関節 恥骨結合炎

こんにちは。 今週の金曜・土曜は合宿に参加のために臨時休診となります。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 合宿に参加と言うことで今日はスポーツに多い疾患について書かさせていただきます。 股関節も途中になっていましたので、股関節でスポーツとの関連の深い恥骨結合炎について今日は書いていきます。 まず恥骨の位置ですが、体の正中、骨盤の前面の低いところに位置し、左右1対あり、恥骨同士が合わさるところを恥骨結合といい、恥骨間円板という軟骨性の線維でつながっています。 恥骨には、腹直筋や内転筋、恥骨筋など多くの筋肉が付着しています。 運動負荷により、結合部の軟骨に炎症が起きてしまうと、恥骨結合炎になります。 多くはランニングやキックの動作の繰り返しによって痛みが出ます。 結合部で炎症が起きているため、痛みのポイントとしては恥骨部に痛みが出ることが多いですが、痛みが長引いて慢性化していくと、鼠径部に痛みが出るようになっていきます。 以前書かさせていただいたグロインペイン(鼠径周辺部痛症候群)と同じように連動性・協調性・筋力低下が痛みの原因となるため、恥骨結合炎もグロインペインに含まれると考えることもできます。 恥骨結合炎は股関節の運動に伴う筋肉の柔軟性の改善、連動性・協調性をたかめることで痛みが改善していきます。 炎症が強く動かして痛みが出る場合には、まずは安静にすることが必要になり、動きの悪くなっている筋肉、硬さの出ている筋肉を見極めていく大切になります。 体幹から下肢にかけてバランスを良くしていくこと、しっかりと使えるようにしていくことで、痛みの改善を行いましょう。

股関節痛 弾発股 | 症状

股関節痛 弾発股

おはようございます。 今日からゴールデンウィークの後半になります。 5連休の方が多いと思いますので、有意義にお過ごしください。 さて長期のお休みの際には、体を動かす機会も多いと思います。 股関節のことを少し書かさせていただいておりましたので、その続きで「弾発股」(ダンパツコ)について今日は書かさせていただきます。 弾発股と言う言葉はなかなか聞きなれない物だと思います。 違う呼び方をバネ股といい、指に起こるばね指と同じようなものと考えていただいても大丈夫です。 この弾発股の多くは股関節の外側、大転子という皮下にすぐ触れることのできる骨の周囲に痛みが出ます。 これを外側型といい、まれに内側型と言われるものも起こります。 内側型は、骨盤の骨である腸骨や腿の骨の大腿骨の関節付近において痛みがあります。 痛みと書いてきましたが、中には引っかかる感じやパキパキと音のなるだけのこともあります。 痛みや違和感の多くが外側型ですので今日は外側型について詳しく書いていきます。 まず先ほども痛みの箇所は股関節外側の大転子周囲と書かさせていただきました。 股関節を動かした際に、腸脛靭帯が大転子の上を滑るように動くのですが、何らかの原因で引っかかるようになり痛みや音が鳴るようになります。 腸脛靭帯に移行していく大腿筋膜張筋の影響と、同じく腸脛靭帯に入り込む大殿筋の影響を受けていると考えています。 また大殿筋と大転子の間には大きな転子包と言う滑液包が存在します。 滑液包とは、体内で摩擦が起きるところに存在し摩擦を軽減するために潤滑液を出している組織です。 大転子部は皮下に骨を触れることのできるところですので、骨と筋肉・靭帯の間では摩擦が生じやすくなっています。 ですので、転子包の炎症により潤滑液の分泌が少なくることで痛み・引っ掛かりとなることも考えられています。 股関節の屈曲・伸展の曲げ伸ばしの動作でも弾発が引き起こされますが、内転・内旋でより著名に弾発が見受けられます。 弾発股を引き起こす原因の多くはオーバーユース、いわゆる使い過ぎです。 スポーツで痛められることや、お仕事の都合上酷使してしまい痛める方がほとんどです。 中には大転子に異常があったり、股関節の形状に問題のあることもあります。 大腿筋膜張筋・大殿筋が硬くなることにより股関節の動きが悪くなるとともに、大転子部での摩擦が強くなり痛みや引っ掛かり感、パキパキと音が鳴ることなどが起きてきます。 骨盤を安定させている中臀筋の筋力不足により、トレンデレンブルグと言う骨盤が外に動くことが引き起こされることもあります。 大転子部への圧力を高めることになりますので、こちらも要因の一つとなります。 臀筋を中心に、大腿筋膜張筋など股関節周りの筋肉の状態をいい状態に近づけていくことで痛みや引っ掛かり感が軽減していくことが多いため、当院では大転子部だけでなく股関節全体に対処させていただいています。 股関節は歩行際にも使うために使わずにはいられないところです。 運動の際には当然大きな力が求められます。 日常やスポーツを痛みを気にすることなく楽しむためにも、音が鳴ったり痛みがある場合にはしっかりと対処していきましょう。 弾発股の外側型に効果のあるツボとして考えているのが、足三里と陽陵泉です。 足三里は膝の前下方、前脛骨筋にあるツボで、陽陵泉は膝の外側、腓骨頭の真下に位置しています。 大転子部に痛みや引っ掛かり感がある場合や、股関節で音が鳴る方は痛気持ちいいくらいで押してみてください。

疲れ目 | 症状

疲れ目

こんにちは。 来週にはもうゴールデンウィークです。 休みに入る前にお仕事がバタついている方々も多いのではないでしょうか。 当院はゴールデンウィーク期間中も火曜定休のみとなります。 前半の29日30日、後半の5月3日から7日も通常通りご予約を承らせていただきます。 お出かけされたり、帰省されたりとご用事も多いかと思いますが、体調管理をするいい機会ですので、お体気になることがありましたらお気軽にお声かけくださいませ。 さて花粉症の方はまだまだ症状が続いていると思います。 花粉症でなくてもこの時期は疲れ目になる方が多いです。 物を見づらく感じたり、かすんで見えることなどが疲れ目の症状となります。 目のピントを調整してくれている毛様体筋の働きが悪くなっているために起きるのですが、パソコン仕事・スマホなどなど目は一日中働いてくれているところです。 ゴールデンウィーク中、すべての方がお休みではないですが、休みの時は目を休ませてあげるいいタイミングかもしれません。 目の周りにはツボも多く、そのほとんどが目の疾患の際に使われるツボです。 目の充血を抑えたり、眼精疲労の際に当院でも目の周りのツボをよく使っています。 そこで今日は、疲れ目に効果のあるツボをご紹介させていただきます。 まずは攅竹(サンチク) 眉毛の内端の陥凹部にあるツボです。 少し強めに押すと溝みたいなものを感じることができ、自然と目が疲れたときに手が行っている方もいると思います。 皮膚のすぐ下は骨になりますので、あまり強くならないようにじんわりと指で押してみてください。 次に陽白(ヨウハク) 眉毛の中央の指1本上に位置しています。 こちらも皮膚の下は骨になりますので、強くなりすぎないように注意してください。 そして四白(シハク) 目の指1本分下、眼窩下孔(ガンカカコウ)という小さな神経の通る穴があり、そこにあるツボです。 眼精疲労には承泣(ショウキュウ)というツボの方が主治として使われることが多いのですが、眼窩の下縁に位置しているために、押していただく際には四白をお伝えさせていただいています。 間違って眼球を押すことは万が一にもないと思うのですが、念のためということと、四白と承泣の位置に違いがわずか3分(約6ミリ)の違いですので、指で押す場合にはどちらも刺激できてしまうのではないかと思い、そうさせていただいています。 これらを刺激することで目の周囲の血行を改善し、ピントが合いやすくなったり、充血を改善してくれる効果が期待できます。 長時間のお車の運転の際にもぜひ使ってみてください。 当院で施術の際には背中・肩周りの施術も含めて行い、すっきりとしていただけています。 お休み前の駆け込み、お休み中の体調管理にぜひツボを押してみてください。 皆様、ゴールデンウィークを有意義にお過ごしください。

股関節痛 グロインペイン症候群 | 症状

股関節痛 グロインペイン症候群

こんにちは。 日差しが強くなってきてくれていますが、日陰や建物の中はまだ寒く感じます。 外でも風があると暖かいとはなかなか言えませんね。 気づけば来週末には4月です。 温かくなるのももうすぐそこですので、しっかりと体調を整えていきましょう。 さて股関節の痛みのことについて以前、変形性股関節痛について書かさせていただきました。 股関節の痛みで最も多いものだと思われるのですが、今日はスポーツの中で股関節の痛みが出るグロインペイン症候群について書いていきます。 股関節の痛みで骨や関節に異常がある方でなく痛みを感じる方の大半が、スポーツをされている方と感じています。 あまり運動をされない方ですと、腰に痛みが出ることが多くなります。 腰痛の際にも下肢の影響で腰に痛みが出ると書かさせていただいているように、股関節の痛みとして出るのではなく、腰痛になってしまっていることが多いです。 さてグロインペインと聞くと聞きなれない方も多いのですが、グロイン(groin)とは股関節のことです。 ペインとは痛みのことですので、股関節の痛みをさします。 痛みの箇所が一か所ではなく、鼠径部・内転筋近位部・坐骨部・下腹部、時には睾丸の後方に痛みが出ることもあります。 原因は体幹から股関節にかけての筋肉や関節の柔軟性の低下(可動域の減少)、骨盤を安定性の低下、体幹と下肢の連動がうまくできないこと(協調性の低下)が挙げられます。 一回の衝撃などで痛みが出る外傷とは異なり、繰り返しかかる負荷によって発症する障害となります。 特に多いのがサッカーで、キックの動作の際に股関節に大きな運動が必要であり、大きな力発揮をするために、痛めてしまうことがあります。 また中腰姿勢での動きが多いスポーツでも股関節にかかる負担が大きくなるために、グロインペインとなることが見受けられます。 内転筋の硬さが原因であったり、腸腰筋・腸脛靭帯(大腿筋膜張筋)の柔軟性が落ちていることが原因となることもあります。 恥骨筋の動きが悪い場合には、恥骨結合炎と診断されることもありますが、恥骨結合炎も広い意味ではグロインペインと言えると捉えています。 対処法として痛みの出る動作に関わる筋肉・関節の負担を取り除いていき、筋肉が協調して動けるようにしていくことが重要になってきます。 股関節に痛みが出ている際には、大腿の前と後の柔軟性の差や、内転筋・腸腰筋の硬さのチェックを行うとともに、片足立ちにて骨盤が安定しているかどうかを診ています。 硬さが出ていれば動きを悪くしてしまっている原因になりえますし、骨盤が安定していなければ動きの中で余分に負荷がかかってしまうことになります。 協調性・連動性において弱い筋肉があることで、うまく力発揮ができなくなることがあります。 もちろん弱い筋肉を鍛えていくことで痛みを小さくしていくことや再発予防ができます。 一度痛めてしまうと治りにくいとされているものではありますが、体のバランスをしっかりと整えていくことで痛みの改善を行っていけます。 痛みが長期化していけば、運動を制限しなければいけなくなりますので、早め早めに痛みに対して対処していきましょう。

変形性股関節症 | 症状

変形性股関節症

こんにちは。 3月にはいり、日差しがだんだんとと良くなってきている気がします。 部屋の中からみていると暖かそうな気がします。 風が吹くとまだまだ風は冷たいですが、春が近づいてきてくれています。 温かくなり、急に運動を再開されますとお体を痛めかねませんので、運動の際にはしっかりと準備運動をなさってくださいね。 また明日は、午前中各務原シティマラソンに鍼灸ブース設置のために出てしまいます。 ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 もしシティマラソンに参加されるという方は、お気軽にご利用していただければと思います。 さて先日股関節の痛みについて書かさえていただきました。 そこで今日は股関節の痛みの多くを占める変形性股関節症について書いていきます。 主な症状としては痛みと機能障害で、股関節部(鼠径部)に痛みが出ます。 足の爪が切りにくかったり、あぐらがかきにくくなる、靴下を履くのが困難になるなどの症状もあり、運動機能の低下が見られます。 痛みは当初は動かしたときに痛みますが、進行すると夜間痛や、常時痛みがあるようになっていきます。 多くは女性に起こり、日本での痛みの主な原因は発育形成不全が関わっており、全体の8割の方に子どものころの発育が関わっています。 ですが、形成不全がなくても股関節の軟骨部に変性・破たんが起きて起こり得るものです。 進行していくと軟骨だけでなく、骨にも影響が出始め、関節部の骨がいびつな形になり、痛みは運動の制限が起きてしまうのです。 痛みを取り除いていくためには臀部の状態が深くかかわており、脚長差の原因も臀部の筋力の弱さが影響しているからです。 また臀部の筋行くが硬くなることで可動域も狭くなり、より痛みが出やすくなってしまいます。 股関節の痛みだからと言って、鼠径部ばかり気にしていては痛みの改善がうまくできないこともあり、股関節の動きには臀部の筋肉も関与していますので、臀部からしっかりといい状態にしていくことで、痛みを軽減することができます。 股関節の動きは腿の筋肉も関わっており、当院では、股関節の痛みとしても膝付近まで施術させていただいております。 関節が上手く動ける状態に近づけ、関節への負担を減らしていくことで痛みを改善させていただいております。 変形の進行が強い場合には、観血的療法(手術)も考えなければいけませんが、骨の変形がそこまでひどくない場合にはしっかりと痛みを取り除いていけると考えています。 スポーツの場面においては、変形性とは全く異なるケースがありますので、またスポーツ特有のものについては書かさせていただきたいと思います。

股関節痛 | 症状

股関節痛

おはようございます。 今日から3月になりました。 日差しが強くなり、だんだんと春めいてきてくれています。 ただ気温差ができていますので、寒い時に体調を崩されないようにご注意ください。 先週の日曜日には東京マラソンも開催されました。 運動にはいい時期になってきましたので、しっかりと体を動かしていきましょう。 久しぶりの運動や、急な運動を行うと体を痛めてしまうこともあります。 腰や膝・足首については様々書かさせて来ていただきました。 運動の種目によっては股関節に痛みが出ることも多々あります。 そこで股関節に痛みの出るものについて書かさせていただきます。 今日は総論的な感じで、股関節の解剖について書いていこうと思います。 まず股関節の解剖ですが、特徴的なことは股関節を形成する大腿骨に、角度がついているということです。 長管骨と言われる細長い骨はまっすぐできていることが多いですが、大腿骨には曲がっているところがあります。 これを頸体角(ケイタイカク)と言い、成人では125°と言われています。 この角度は下肢が正常な位置をとるために重要なもので、角度が小さければ股関節は内反(大腿が内に入る)していき、角度が大きければ股関節は外反(大腿が外にひらく)してしまいます。 内反・外反することで、負担のかかりやすい筋肉に差が出てきてしまいます。 常に内反しているということは、股関節を内転させる内転筋は常に短縮してしまいますし、外にひらく中臀筋などは常に突っ張っていることになります。 もちろん骨や関節の問題だけでなく、体の使い方によっても同様なことが起きます。 また股関節は、肩同様に動きの複雑な関節です。 関節が骨同士で密にかみ合わさっている構造ではありませんので、関節窩の周りに関節唇という縁取りが存在します。 同時に骨同士がかみ合わさっていない関節を補強してくれているのが靭帯であり、股関節には5本の靭帯があります。 特に強靭な靭帯は腸骨大腿靭帯で、人体でもっとも強力な靭帯とされています。 動きが大きく複雑なために、靭帯での補強がしっかりとされている関節となります。 複雑な動きをするということは、筋肉も多くついていることを意味します。 小さい筋肉も多いために、体の深部の筋肉が硬くなることにより、関節の動きを悪くし、痛みが出てしまうこともしばしばあります。 特に中腰姿勢で動くスポーツや、股関節を大きく動かすことが多い方には注意が必要です。 腰と股関節は連動して動くこともあり、股関節が腰痛の原因となることもありますので、股関節に気になる痛みや違和感のある方は早めに対処していった方がいいかもしれません。 今日は総論的な形で書かさせていただきましたので、股関節に痛みを出す障害などはまた後日書かさせていただきます。

今年の花粉予測 | 症状

今年の花粉予測

おはようございます。 昨日節分でしたので、今日が立春となります。 季節は春になり、陽気は少し良くなってきているような気がします。 やっと寒い季節も終わりが見え始めたと思うとほっとします。 そう簡単にすぐには暖かくなっていきませんし、季節の変わり目というのは気候の変動も出てきますので、体調管理しっかりとしていきましょう‼ 温かくなるのはうれしくも困る季節でもあります。 花粉症の方は、アレルゲンが飛散する時期ですので早めに対策をして、症状を抑えていきましょう。 1月中旬に気象庁が発表した予測によりますと、東海地方では2月の上旬からスギ花粉が飛び始めるとの予測で、全国的にも例年並みの早さと予測されています。 岐阜県はとなると、おそらく2月中旬ころに飛散が始まると思われますので、対策を始めていくには今がいい時期かもしれません。 ピークが3月上旬から中旬ですので、約2カ月ほど憂鬱な時期が始まります。 昨年の夏の気温が高かったことから今年の飛散する量は、非常に多いと見込まれています。 昨年まで花粉症の影響の少なかった方でも、多いと見込まれている今年は症状が出てしまうかもしれません。 薬で抑え込むことも必要なことですが、ご自身の体の調子を整えていくことも症状を和らげることにつながります。 鼻の周りのツボを刺激することで、鼻の通りを良くしたり、鼻水を止めることも期待できます。 小鼻の横の「迎香」(ゲイコウ)というツボはよく知られるツボになってきました。 僕個人も鼻の調子が悪い時にはマスクの下で、ツボ刺激をしていることもあります。 また鼻は、肺・大腸経と関係の深い臓器とされていますので、一緒に手のツボを刺激していくとより効果が期待できます。 手のツボでおすすめなのが、尺沢(シャクタク)です。 肺経に属し、呼吸器や目・鼻の疾患に効果があるとされています。 肘の関節上にあり、力こぶの筋肉である上腕二頭筋の腱の親指側にとります。 花粉症は鼻だけでなく、涙も出てきますので、鼻と目両方に効果が期待できますので、おすすめです。 症状の出ている鼻と、体質の両面からお体を調整し、花粉症を和らげていきましょう!

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