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2017年5月

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小児はり 喘息 | はりきゅう

小児はり 喘息

こんにちは。 次の日曜日は、岐阜県鍼灸師会・岐阜スキンタッチ会によるスキンタッチのイベントが開催されます。 僕も参加してきますので、午前中は休診とさせていただきます。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 さてスキンタッチは小児はりを基に生まれたものです。 そこで今日は小児喘息について書かさせていただきます。 小児喘息とは、「発作的に喘鳴を伴い呼吸困難を繰り返す疾患」です。 気管支に慢性的な炎症があり、炎症により気管支の粘膜が肥厚し気管が狭くなると、痰が増え呼吸が苦しくなり、ヒューヒュー・ゼイゼイと言った喘鳴音が聞こえるようになります。 原因はアレルギーであり、ほこりやダニ、ペットがいる場合にはペットもアレルゲンになることもあります。 また屋外であれば花粉が原因となることもあります。 アレルギー物質が呼吸により取り込まれると、気管で炎症が起きてしまいます。 繰り返し炎症が起きることで炎症の度合いが強くなり、繰り返し喘息症状が引き起こされるのです。 小児喘息は、喘息症状により3段階に分けられています。 小発作・・呼吸困難はあまりなく食べたり眠ったりできる 中発作・・喘鳴音がはっきりと聞こえる、眠っていても目を覚ますことがある、食欲が落ちる 大発作・・呼吸困難が引き起こされる、前かがみの姿勢で呼吸をする、苦しくて眠れない、食事もとれない 大発作が起きている場合には早期に病院を受診する必要がありますが、多くの場合は初めて大発作が起きる前に医療機関にて喘息の可能性を示唆されていると思います。 小発作の内か発作が起きる前から対処していくことが望ましく、肺が弱いと言われたことのある親さんなら水泳を考えられたことがあると思います。 確かに水泳は呼吸筋を鍛えることができ、肺活量が増える運動ですので、気管を強くすることができ喘息の改善には合っています。 ですが中には運動誘発性喘息と言うものもあり、運動が喘息を引き起こすこともあります。 運動後に喘鳴があり、時間を置くと喘鳴はなくなります。 肺活量が増え気管が強くなることで、次第になくなっていくことが多いですが、いきなり強度の強い運動をすることにより強い発作が引き起こされることも考えられますので、注意が必要です。 では小児喘息の場合どう対処していくことがいいのか? 鍼灸師の観点から言わさせていただくと、皮膚を刺激していくことがいいと考えています。 東洋医学で肺は「金」に属し、皮膚を意味する皮毛と関りが深くなっています。 そのため皮膚を刺激することで、肺を強くしていくことができます。 また西洋医学の観点からみても、気管は自律神経の影響を受けやすいところです。 皮膚を刺激することで自律神経の働きを改善し、気管にいい影響がでることが考えられます。 アトピー性皮膚炎を合併すると喘息の派生頻度が高くなることも分かってきていることですので、皮膚を強くすることで肺も強くなっていきます。 特に小児はりは、皮膚刺激のみになります。 皮膚を刺激することで、自律神経が安定し、肺にいい影響を出してくれます。 皮膚全体でもいいのですが背中の上部、肩甲骨周りや胸は肺のエリアになります。 そこを刺激してあげることで、肺を強くしていくことができます。 小児はりについて書いてきましたが、ご家庭でできるようにしたものがスキンタッチです。 他にもさまざまなものについて改善が期待できますので、気になることがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

スポーツと環境 | 未分類

スポーツと環境

おはようございます。 晴天続きで、暑さもかなり感じるようになってきました。 体が暑さに慣れていないと熱中症にもなりやすくなります。 体調を崩されないように気を付けていきましょう。 今日は少し思考を変えて書かさせていただきます。 とあるデータを頂けましたので、抜粋し書かさせていただきます。 と言うよりそのまま載せるのはよろしくないと思われるので、編集しなおして載せさせていただきます。   (年代別の表の下の数値は怪我を経験した選手としていない選手の比率です) 怪我が競技結果に影響を与えてしまうことは起こり得ることです。 表を見ると成績のいい選手ほど怪我をしにくいと言えます。 ですが、年代別にみると男子女子ともに中学生からは怪我をした経験を持つ選手が大幅に増えています。 ましてや高校生になると怪我をしなかった選手よりも怪我をした選手の方が多くなっています。 レベルがハイレベルになり体にかかる負担が大きくなることも考えられますが、怪我をしないことも大事ですので中学生・高校生からコンディショニングについてしっかりと考えていかなければいけないと思います。 大きな怪我をし競技をやめてしまうこともありますし、怪我をしている間は競技能力を高めにくくなってしまいます。 選手としてより高いレベルを目指して、またチームや個人の目標を達成するために精一杯頑張っているわけですので、怪我は付き物と言っても怪我をしない環境つくりをしていくことは非常に大事だと感じる結果でした。 メダリストとあるように国内トップクラスのデータです。 言えば環境に恵まれている選手と言うこともできます。 様々な環境下で努力されているため、環境に恵まれなければさらに怪我が増えていることも考えられます。 いい成績を出すには、練習をすることが不可欠です。 怪我をしていては練習ができなくなります。 環境つくりは一人ではできませんが、怪我をしないためにも、怪我からの早期回復に向けても、できることを探してやっていこうと思います。 これだけ多くの選手が怪我を経験していることはあまり知られていないと思います。 また機会を見つけて、スポーツを取り巻く環境についても書いていこうと思います。  

むくみ対策 | 美容

むくみ対策

おはようございます。 昨日沖縄・奄美地方が梅雨入りしたとみられます。 ここのところいい天気の日が続いているだけに、嫌な季節が近づいてくるのはあまりいい気分ではないです。 特に長雨となると、肩こり・頭痛は影響を受けてしまいます。 雨が降らないのも、水不足で困りますが、体調が乱れることも困りものです。 梅雨に向けて、また梅雨を乗り切るためにしっかりと体調管理をしていきましょう。 さて体調だけでなく、湿度が高くなる梅雨時期はむくみやすくもなります。 むくみによる足のだるさやお顔が腫れて見えるなど、むくみの出やすいところは個人差もありますので、気になるところは様々です。 むくみは水分代謝が原因ですので、水分の摂取と代謝を良くすることで多くの方が改善していきます。 湿度が高いと蒸してしまうため、どうしても暑さを感じます。 梅雨時期は暑いからと言って水分を多くとってしまうと、汗が蒸発しにくいため、体内に多く水分が残ってしまうことも考えられ、むくみへとつながってしまいます。 梅雨時期は水分の摂取を控えて、頚や腿など大きな血管の通るところを冷やしましょう。 そうすることで体の熱を下げることができますので、蒸す時期でも快適に生活することができます。 冷やしすぎは代謝を下げてしまいますので、注意が必要です。 お酒も進む季節になってきていますので、飲みすぎもむくみを誘発してしまいます。 アルコールの分解には水分が必要です。 飲んでいると余計にのどが渇いてくるのは、体がアルコール分解のために水分を必要としているためです。 必要な水分ですので、分解が終わるまでは体内に水分をとどめておくことになります。 体内の水分量が多くなるわけですので、当然むくみは引き起こされます。 分解したアルコールを排泄するために、膀胱に水分が送られ、飲み会の際にトイレによく行くことにはなるのですが、まだまだ分解処理はされている最中です。 ましてや酔ってくると分解速度は遅くなるために、水分が多くなってしまいます。 お酒の席は楽しいものですが、お酒の量はほどほどを気をつけましょう。 出てしまったむくみを解消するには血行をよくすることです。 運動や入浴などで代謝を高め、排泄をすればむくみは解消していきます。 飲んだ後だけではなく、日ごろから運動を習慣づけていくことで代謝を高めることができます。 日ごろから運動をし、むくみ対策をしていきましょう。 運動・入浴以外の方法で効果的なものはマッサージです。 もちろん鍼灸もですが、血行をよくする効果があります。 運動をする時間が作れないと言う方は、マッサージや鍼灸を受けてみることもおすすめです。 特にお顔のむくみについては、美容鍼はリフトアップによる小顔効果も期待できますので、むくみ解消に一役買ってくれます。 気になるという方はぜひお試しください。

股関節痛 弾発股 | 症状

股関節痛 弾発股

おはようございます。 今日からゴールデンウィークの後半になります。 5連休の方が多いと思いますので、有意義にお過ごしください。 さて長期のお休みの際には、体を動かす機会も多いと思います。 股関節のことを少し書かさせていただいておりましたので、その続きで「弾発股」(ダンパツコ)について今日は書かさせていただきます。 弾発股と言う言葉はなかなか聞きなれない物だと思います。 違う呼び方をバネ股といい、指に起こるばね指と同じようなものと考えていただいても大丈夫です。 この弾発股の多くは股関節の外側、大転子という皮下にすぐ触れることのできる骨の周囲に痛みが出ます。 これを外側型といい、まれに内側型と言われるものも起こります。 内側型は、骨盤の骨である腸骨や腿の骨の大腿骨の関節付近において痛みがあります。 痛みと書いてきましたが、中には引っかかる感じやパキパキと音のなるだけのこともあります。 痛みや違和感の多くが外側型ですので今日は外側型について詳しく書いていきます。 まず先ほども痛みの箇所は股関節外側の大転子周囲と書かさせていただきました。 股関節を動かした際に、腸脛靭帯が大転子の上を滑るように動くのですが、何らかの原因で引っかかるようになり痛みや音が鳴るようになります。 腸脛靭帯に移行していく大腿筋膜張筋の影響と、同じく腸脛靭帯に入り込む大殿筋の影響を受けていると考えています。 また大殿筋と大転子の間には大きな転子包と言う滑液包が存在します。 滑液包とは、体内で摩擦が起きるところに存在し摩擦を軽減するために潤滑液を出している組織です。 大転子部は皮下に骨を触れることのできるところですので、骨と筋肉・靭帯の間では摩擦が生じやすくなっています。 ですので、転子包の炎症により潤滑液の分泌が少なくることで痛み・引っ掛かりとなることも考えられています。 股関節の屈曲・伸展の曲げ伸ばしの動作でも弾発が引き起こされますが、内転・内旋でより著名に弾発が見受けられます。 弾発股を引き起こす原因の多くはオーバーユース、いわゆる使い過ぎです。 スポーツで痛められることや、お仕事の都合上酷使してしまい痛める方がほとんどです。 中には大転子に異常があったり、股関節の形状に問題のあることもあります。 大腿筋膜張筋・大殿筋が硬くなることにより股関節の動きが悪くなるとともに、大転子部での摩擦が強くなり痛みや引っ掛かり感、パキパキと音が鳴ることなどが起きてきます。 骨盤を安定させている中臀筋の筋力不足により、トレンデレンブルグと言う骨盤が外に動くことが引き起こされることもあります。 大転子部への圧力を高めることになりますので、こちらも要因の一つとなります。 臀筋を中心に、大腿筋膜張筋など股関節周りの筋肉の状態をいい状態に近づけていくことで痛みや引っ掛かり感が軽減していくことが多いため、当院では大転子部だけでなく股関節全体に対処させていただいています。 股関節は歩行際にも使うために使わずにはいられないところです。 運動の際には当然大きな力が求められます。 日常やスポーツを痛みを気にすることなく楽しむためにも、音が鳴ったり痛みがある場合にはしっかりと対処していきましょう。 弾発股の外側型に効果のあるツボとして考えているのが、足三里と陽陵泉です。 足三里は膝の前下方、前脛骨筋にあるツボで、陽陵泉は膝の外側、腓骨頭の真下に位置しています。 大転子部に痛みや引っ掛かり感がある場合や、股関節で音が鳴る方は痛気持ちいいくらいで押してみてください。

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