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2016年11月

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腓骨筋腱炎 | 症状

腓骨筋腱炎

おはようございます。 今日は朝から冷え込んでいる感じがします。 二十四節気の小雪もすぎ、雨が雪に変わるころのため、冷え込むのも当たり前になってきています。 また今年は関東ですでに降雪がありましたので、岐阜でも雪の便りが近いかもしれません。 凍結などもしだしているでしょうから、冬装備の準備は早めにしていきましょう。 さて前回脛骨過労性骨障害として、膝より下の痛みについて書かさせていただきました。 主に下腿(膝から下足首まで)で内側の痛みについて書かさせていただきましたので、今日は外側に痛みの出る腓骨筋腱炎について書かさせていただきます。 痛みの出る腓骨筋とは、腓骨に沿って走行する筋肉であり、その名前がついています。 痛みの場所は外踝の後方から下方、また下腿の外側の骨の下方部分になります。 膝関節の少し下、外側のところに骨の出っ張りがあります。 その部分を腓骨頭(ヒコツトウ)といい、長腓骨筋の起始部になります。 腓骨頭を含む腓骨の上半分から長腓骨筋が起こり、中ほどから短腓骨筋が起こります。 この2つの筋肉は1つの腱鞘に包まれ、外踝の下方で上腓骨筋支帯(ジョウヒコツキンシタイ)・下腓骨筋支帯(カヒコツキンシタイ)という2つの支帯により固定されています。 腱が固定されていますので、通過障害が起き痛みが出ると支帯の場所に痛みが出ますし、腓骨筋自体が引き延ばされ痛みが出る場合には、外踝の少し上に痛みを感じることがあります。 また前回の過労性骨障害同様に付着部に炎症が起きていくと、骨膜の損傷やひどい場合には疲労骨折にもなりかねません。 そして特徴的なのが、この筋肉は踵の骨にある腓骨筋滑車というところで筋肉の走行の向きを変えます。 直線的に走るのではなく、曲がって走っている筋肉になり、長腓骨筋溝というところで固定されています。 柔軟性があるときはいいのですが、柔軟性が落ちてしまうと、滑車の位置や溝のところで摩擦が起きてしまい痛みにつながります。 痛みの出る原因の多くは踵にあると考えています。 踵の骨が外側に倒れ込むことを回外(カイガイ)といい、回外の起きている方は、動きの中で腓骨筋に負担がかかりやすくなってしまっているために、痛みが出ることあります。 正しい骨の並びに戻していくことで痛みが軽減していきますし、腓骨筋自体の柔軟性を高めていくことで、負担がかからなくなっていきます。 靴の小指側ばかりすれていく方は、回外が起きてしまっているために注意が必要かもしれません。 寒い季節、特に足は心臓から遠い位置にあるために冷えやすいところです。 冷えることにより、筋肉も硬くなっていきます。 繰り返し負荷がかかることで痛めかねないですし、アップ不足など急に運動をすることで痛みが出ることもあります。 寒さ・冷えに負けないようにしっかりと体調・コンディションを高めていきましょう‼

地震にビックリ | 時事

地震にビックリ

おはようございます。 昨日は朝起きてテレビを見ていてビックリしました。 早朝に福島沖で地震があり、津波警報も出ているではないですか。 僕は地震には全く気付かなかったので、まさかそんなことが起きているとはという感じでビックリでした。 しかも今回の大きな地震が余震であるという見方がされており、まだまだ関連が残っていることにも驚きです。 東日本大震災を経験されている方々には悪夢の再来と思えたかもしれません。 幸いなことに地震での被害や、津波の影響もさほどなかったみたいですので、なによりです。 日本は災害の多い国という自覚を持たなければいけないとも思うのですが、常に危機管理の意識を持ち続けることも難しいところです。 災害を予見できれば一番いいのですが、それが可能になるのはもっと先の話ですので、ご自身でできる安全確保の方法を何かしていく必要があるかもしれません。 また危機管理が恐怖をあおることになってはいけないと個人的には思っています。 ですので、それぞれの思う範囲内で行動をしていきましょう。

脛骨過労性骨障害 | 症状

脛骨過労性骨障害

冬場は多くのスポーツでトレーニング期間となることが多いです。 走り込みなども多くなり足首周りに痛みが出てしまうことがあります。 よく走るスポーツでは年中起こることともいえるのですが、体力つくりのランニングの増える冬場に多くなるようにも感じています。 代表的なものとして、『脛骨の過労性骨障害』があります。 以前書かさせていただいたアキレス腱炎もそうですし、腓骨筋腱炎、足底筋膜炎なども走り込みにより起こることが多くなるものです。 そこで今日は、脛骨の過労性骨障害について書かさせていただきます。 以前はシンスプリントという方が馴染みが強く、sin=脛に痛みが出るもので、スプリンター=走る人に多く起こるためにこの名前がついていました。 痛みの場所は、脛骨内側あるいは後内側に沿った位置になります。 筋肉の付着しているところに負担がかかり、骨膜の炎症やひどい時には疲労骨折まで起こしてしまいます。 原因は運動負荷によるオーバーユース(使い過ぎ)、荷重と地面からの反発により負荷、足首の骨の並びの異常などが挙げられます。 負担のかかりやすい筋肉として、後脛骨筋・ヒラメ筋・長趾屈筋が考えられています。 これらの筋肉は脛骨の後方についている筋肉で、足首の運動とかかわっています。 反復する負荷により筋肉が疲労し、筋肉の伸び率が悪くなると、骨を牽引してしまい、付着部の骨に炎症が起きてしまいます。 痛みの位置で、どの筋肉が原因となるかが推測できます。 脛骨の上1/3あたり内側に痛みがある場合はヒラメ筋、それよりも後方に痛みがある場合は後脛骨筋、中1/3の高さの痛みは長趾屈筋が原因となることが多いです。 原因の大きな理由として、回内足・偏平足もあります。 偏平足は土踏まずがなくなってしまっている状態で、衝撃吸収がうまくできずになっているため、足首周りの筋肉により負担をかけてしまいます。 聞きなれないですが、回内足とは、踵の骨が内側に倒れ込んでいる状態を言います。 原因となる筋肉の多くが踵の内側を通っているために、回内足になると、引き延ばされていることになります。 引き延ばされているうえに、筋肉が硬くなりより引っ張ってしまうことで、骨の負担が大きくなってしまいます。 また、以前のシンスプリントの考えで行くと脛骨の内側下1/3に痛みが出るものを言っていました。 いずれにしても疲労骨折まで起こしてしまうと、練習を休むことになります。 痛みの初期のうちから対応できれば、練習を休むことなく症状を改善させていくことができると考えています。 筋肉が硬くなり、骨を牽引していることが原因ですので、硬くなっている筋肉の柔軟性を高めていくことを施術の際には行っています。 一つ一つの筋肉の走行を意識し、負荷がかかっても骨に負担がかからないようにしてあげることで、骨の炎症を抑えていきます。 筋肉が強くなることで、再発の防止につながりますので、足首周りのトレーニングと、足の指を使う運動を合わせて指導させていただきます。 反復する負荷に体がついてこれるようになれば自然と痛みも出なくなっていきます。 痛みのある期間をいかに短くできるか。 早期回復で、練習に支障がないようにしていくことが大事と考えています。 また、急に運動をされた場合にも、筋肉が耐えられず痛みが出ることもあります。 歩くだけでも痛みが出ることもありますので、脛の痛みが気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

寒くなると体が痛くなる理由 | 症状

寒くなると体が痛くなる理由

こんにちは。 すこし気温は低いですが、いい天気の一日になりました。 体を温めるのには時間がかかりますが、熱が逃げやすいため、運動をするには丁度いいくらいかもしれません。 筋肉量を維持することは、老化防止や冷え対策・痛みを和らげることにつながりますので、しっかりと行っていきましょう。 さて冬場になると、関節が痛むことがあります。 膝や腰、また肩こりとして、頚肩回りにもつらさが起きてきたりもします。 東洋医学では『六陰の邪気』(ろくいんのじゃき・ろくいんのじゃき)と言うものがあり、風・熱・湿・燥・寒・火があります。 寒さですので寒邪が原因となるのですが、寒邪は『腎』と関りが強いものになります。 腎は骨・髄を主る臓器であり、腎の水液によって養われています。 関節は骨同士が組み合わさっているところで、寒邪により腎気の働きが弱くなると、骨・髄を養うことができず関節部で痛みを感じてしまうのです。 西洋医学的に考えれば、寒さにより筋肉が硬くなり、付着部に負担がかかってしまうことにより関節付近に痛みが出てしまいます。 寒いと末梢血管は収縮してしまいますし、痛覚や触覚が敏感になるため、痛みをより感じてしまいます。 特に膝は荷重により、軟骨が摩耗しやすいところであり、痛みを感じやすいところともいえます。 寒い時期でなくても腰痛のある方や、肩こりを感じる方などは、冬場になると普段以上に感じてしまうことが出てきてしまいます。 筋肉が硬くならないようにしていくとともに、腎気の働きが弱くならないようにしていきましょう‼ 腎気を補う食べ物として、豚肉・豆・モヤシ・栗があります。 五畜・五穀・五菜・五果とよばれるものの中で水に属し、腎気を補ったり、腎の働きを助けてくれる食べ物です。 栗は時期が終わってきているかもしれませんが、豚肉・豆・モヤシなどを多くとるように心がけていきましょう。 気には温煦作用という温める作用があり、これも腎気と深くかかわっています。 腎気が高められることにより、体も温かくなりますので、寒邪に対してだけでなく、冷えにも効果があります。 寒い時期のまだ始まりですので、しっかりと腎気を高めていきましょう‼

お体の締め付けが体を冷やす | 冷え性

お体の締め付けが体を冷やす

おはようございます。 月曜日に立冬を過ぎ、今日は一段と寒い日になりました。 朝起きるのも寒くて、億劫になってきている方もおみえかもしれません。 寒さに負けないようにしていきましょう‼ さて寒い時期は、重ね着をして体を温めるようにしていきます。 体にピタッとしているものの方が、風が入ってきませんので温かさを感じることができます。 そこで気を付けていただきたいのが、衣類による体の締め付けです。 適度に全体を締め付けることは、血管の圧力を高めることができますので、血行促進につながるともとれるのですが、一部分だけ締め付けてしまうことにより、血行を悪くしてしまうことに繋がりかねません。 お腹周りがきつい・ふくらはぎがきついなど、きつさを感じる場合は、締め付けにより冷えをより引き起こしているかもしれませんので、お気を付けください。 特に関節付近は動脈の拍動を感じることのできる場所となります。 手首や足首、頚もそうですし、膝や肘でも拍動を感じることができます。 動脈を圧迫してしまえば、その先の血管へは血液が行きにくくなります。 血の巡りを良くしなければならないのに、悪くしてしまっています。 関節を強く圧迫することになる服装はなるべく避け、寒さ対策をしていきましょう。 また寒い時に体はブルブルと震えます。 これは体が、熱を生み出すために筋肉を動かしているためで、震え産熱と言われています。 寒くてじっとしていることは熱を生み出せずにいることになりますので、寒い時こそ少しでも体を動かし、お体に熱を持たせましょう‼

冷えによる腰痛 | 冷え性

冷えによる腰痛

こんにちは。 今日も朝から寒さを感じる日となりました。 まだ日の当たる暖かいところでしたら、幾分寒さも和らぎますが、冬が近づいてきました。 立冬もまもなくですので、寒さに負けないようにしていきましょう。 また明日は文化の日で祝日です。 古くは明治天皇の誕生日でしたので、旧の天皇誕生日ということになります。 当院は祝日もご予約を承っておりますので、お体気になる方はお気軽にご連絡くださいませ。 体が気になると言えば、寒さにより腰痛が出てきている方が多くなってきています。 もともと痛めていた方などが痛みがぶり返してきたり、痛めてしまうことが多い時期になってきました。 冷えることで筋肉が硬くなり、関節に負担をかけてしまうことは、肩こりや腰痛のことを様々書く中で何回も書かさせていただきました。 特にお風呂上りなどで、痛みが軽減したり、感じなくなる方は冷えて筋肉の硬さが出てしまっている可能性がある方になります。 当然寒いと筋肉が縮こまるは起こることなのですが、それにより痛みが出るか出ないかが大きな分かれ目となります。 より冷えて硬くなっているとも考えられますし、関節への負担を大きくかけていると捉えることができます。 腰のある体幹部は、内臓もあり、皮下脂肪もつきやすいところのため、本来なら温かいところのはずです。 逆に冷えやすいところは、足首や手首など、心臓から遠い関節付近になります。 心臓から遠い関節付近は、筋肉も大きなものがついていない場所なので、熱を生み出すことができず、冷気により熱を奪われやすいところとなっているため、冷えやすくなっています。 冷やされることにより、体温が下がります。 流れてきた血液の温度も下げてしまうために、静脈の流れに合わせて冷えを他の部位へと広げていってしまい、結果腰痛を引き起こしていると考えています。 日常の中で腕はよく使いますが、足は歩くことが少なければ使っていないことになります。 筋肉は収縮する際に熱を生み出しますので、使っていないということは熱を生み出していません。 その為、冷えによる腰痛が多くなってしまっているのです。 冷えないようにしっかりと保温していくことは非常に大事ですが、ご自身の体が熱を生み出せるようにしていかないと、冷えの根本の解決には至らないことが多いです。 冷えを解消していく中で、腰痛が軽減していくことも珍しくないですし、腰痛を改善することで、冷えを感じにくくなることもあります。 冷えと腰痛の関係性は非常に高いので、毎年冬に腰痛・冷えに悩むという方はしっかりと温めるようにしていきましょう‼ 普通に温めるものいいことですが、お灸が冷えに効く理由は、もぐさの成分に理由があります。 チネオールという成分が含まれており、鎮静・鎮痛・消毒・殺菌さようなどの効果があります。 お灸を燃やしている際にチネオールが皮膚から内部に浸透していくことで、自律神経が安定し、冷えを改善していくことができます。 またチネオールは精油であり、燃焼の際に揮発していきます。 お灸独特の香りの元になるのですが、香りにもチネオールが含まれているために、香りでもリラックス効果を得ることができます。 ただ温めていくよりも、お灸の方が体にもよく、冷えの改善にも高い効果が期待できるのです。 腰痛と冷えを改善し、悩みの少ない冬にしていきましょう。

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