2016.07.04
トリガーポイントについて
こんにちは。 今日は朝から暑く、真夏日になりそうです。 また赤道近くでは、台風が発生したようです。 日本にはまだ、影響はないと思われますが、猛暑となると台風の数も増える傾向にあり、大雨被害がすでに出ているところもありますが、今年はまだまだ増えるかもしれません。 みなさん急な雨には注意していきましょう‼ さて、はり・きゅう限らず、お体を触らさせていただいていると、急に患者様がびくっとされるときがあります。 また刺激しているところとは異なるところに、刺激が伝わることもあります。 確かに固くなっているポイントではあるのですが、その周囲も同じ力加減で行っておりますので、その一点だけ力を加えたということはありません。 このように、反応の強い居場所、またその場所以外に刺激が伝わるポイントを「トリガーポイント」といいます。 トリガーとは、引き金のことで、慢性的な痛みやコリの原因部となっていることの多いポイントです。 東洋学のツボと似ているところもあるのですが、すべてが一緒ではありません。 例として言うと、肩こりの方で、肩を押すと頭に響くような感じの出ることがあります。 この時押しているポイントがトリガーポイントで、筋肉の固さの出ているポイントでもあります。 腰痛でも同じようなことが言え、腰を押すと、お尻に響くような感じが出ることがあります。 このトリガーポイントをうまく使うことにより、筋肉の固さが取れ、痛みやコリを和らげることができます。 もとより、施術者としては手の感覚と言われ続けてきたことかもしれませんが、より固さを正確にとらえることができれば、トリガーポイントを正確にとらえることができ、効果を出していけると考えています。 鍼でも響きと言われる、体内に刺入していったときに、ズーンとした鈍い感じが出ることがあります。 同じように思ってしまうところもあるのですが、研究されている方からすると、異なるものと言われてしまうかもしれません。 トリガーポイントも、固くなった筋肉内に存在していることが多く、鍼の響きも筋肉の硬結部にあたった時に出やすいものです。 うまくこの二つを使い、筋肉の硬さを取り除いていくことで、肩こり・腰痛の改善をしていけると考えています。 もちろんトリガーポイントはご自身で押していただくことでも効果はあります。 痛くない程度でほぐしていくと効果的とされています。 実際のトリガーポイントの場所については、肩こり・腰痛なで別々に今後ご紹介させていただきます。