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肩こり 胸郭出口症候群 小胸筋症候群

おはようございます。

あいにくの天気になっています。
今日の市民運動会は明日に順延のところが多いのではないでしょうか
明日は何とか雨が降らないような予報ですので、明日運動会が行われるといいですね!!

何回かにわたり胸郭出口症候群の説明をしてきておりますが、今日はその続きの小胸筋症候群(ショウキョウキンショウコウグン)過外転症候群(カガイテンショウコウグン)についてです。
同じものなのですが、何故2つの呼び名があるかと言うと、原因の筋肉に由来する呼び名と、症状を引き起こす動作の呼び名となっているからです。

小胸筋が原因となり神経・血管を圧迫してしまうのですが、小胸筋がどこにあるかと言うと、大胸筋の深部に位置しています。
大胸筋は有名な筋肉で、どこに付いているかは皆さんご存じだと思います。
小胸筋についてもう少し細かく言えば、肋骨と肩甲骨の烏口突起(ウコウトッキ)に付いています。

烏口突起は肩甲骨と言ってもお身体の後ろ側ではなく、肩前面、肩と胸の境目に位置しており、鎖骨の下で強めに抑えることにより触ることもできるところです。

この小胸筋が伸ばされる動きが、肩の外転運動(より正確には水平外転)になり、外転を強制することにより引き起こされるため、過外転症候群とも呼ばれています。

この部位で腕神経叢と腋窩動静脈が圧迫されることにより、腕にかけて痛みが出てきます。

また小胸筋の働きは、肩甲骨を沈下させることと肩を内側に捻ることです。
小胸筋が硬くなることにより、肩甲骨の位置が下がり肩が内側に捻られてしまうと、猫背の姿勢となっていきます。

肩自体が下がり、少し前目に出て内側に入り込んでいる形となっているので、猫背の方原因は小胸筋かもしれません。

また肩が下にさがっているということは、肩を上に持ち上げている筋肉が常に緊張してしまいます
肩を引き上げている筋肉は肩甲挙筋(ケンコウキョキン)といい、頚椎から肩甲骨の内側上方に付いています

この筋肉が硬くなり肩こりの自覚が出ていくのですが、硬くしている原因は小胸筋となると考えています。
肩こりだからと、肩をほぐしてもあまり変わらないと言う方、原因は胸にあるかもしれません。

気になられたなたはお気軽にご相談ください!!
当院は今日も施術いたしております(^^)v

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伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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