投稿日:2016.06.17 最終更新日:2023.04.12
腰痛 大腰筋刺鍼
おはようございます。
今日は梅雨の合間の晴れといった感じでしょうか。
しっかりと日差しがあるわけではありませんが、雨は降らずに持ってくれています。
関東では取水制限が広がっていますので、貯水池にしっかりと雨が降ってほしいですね。
以前「腹圧」のことをこのブログの場でも書かさせていただきました。
お腹にかかる圧力のことで、当院では背骨の安定に関与していると考えています。
雨の日は低気圧ですので、圧力が下がり腹圧も弱まるために腰に痛みが出ると言う方もいらっしゃいます。
そこで今日は当院が腰痛に対して行っている鍼の施術方法『大腰筋刺鍼』についてご説明させていただきます。
まず大腰筋とは、背骨から始まり、骨盤の前側の深層部を通り、大腿骨の内側にある小転子というところに終わる筋肉です。
骨盤から始まる腸骨筋と合わせて腸腰筋とも言われています。
股関節を曲げる筋肉ですが、背骨にも着いていますので、背骨の動きにも大きくかかわっています。
大腰筋が硬くなると、主にお身体を反ることで痛みが出やすくなりますが、背骨の動きが悪くなりますので、お身体を前に曲げるときにも痛みがでることもあります。
この大腰筋に狙いを定めて行う鍼の方法が「大腰筋刺鍼」と言われるものです。
お背中側から鍼を入れ、深部にある大腰筋に鍼先をあてることで、大腰筋の硬さを取り除いていきます。
刺激が強めになり、響きと言われる鈍い感じが出やすい手技となりますが、響きが出ることで効果もしっかりと出てくれる傾向にあります。
筋肉の硬さを取り除くために、大腰筋のラインにそって鍼を数本れて行きます。
先ほども書いたように、この梅雨時期は腹圧が弱まり、腰に痛みや重だるさを感じやすい時期です。
デスクワークなどでもともと大腰筋に硬さが出ている可能性もあり、普段あまり感じない方でも体調が乱れるとともに出れこともあります。
立ち上がる時に腰が伸びない、腰に力が入りにくいなどの感じがする方は、大腰筋の硬さが悪さをしていることも考えられます。
ただでさえ体調が乱れやすい時期ですので、お身体の調子を整え、気持ちよく過ごせるようにしていきましょう!!