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2016年3月

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成長痛 オスグット | 症状

成長痛 オスグット

おはようございます。 今日は桃の節句です。 僕の家は男ばかりで、雛祭りとは縁がない環境にいますので、あまりお祝いと言う感じはないのですが、五節句のひとつです。 長寿や厄払いの意味が本来ですが、まあいろいろと変わってきているようですので、女の子の健やかな成長を願う日と言うのが今の風潮でしょうか。 子供の成長と言うことで、今日は成長痛の続きを書いていきたいと思います。 前回はとてもわかりにくいものになってしまいましたので、今日は成長痛で最も一般的なオスグットについて前回の補足等もしつつ書いていきます。 まずオスグットとは、膝の下の骨のところが痛むものです。 これは多くのかたがご存知のことだと思います。 この痛むところが、脛骨粗面(ケイコツソメン)といい、ももの前側の筋肉の大腿四頭筋の付着部になります。 前回も書かさせていただきましたが、骨の成長段階でまだ骨化していないところに繰り返し筋肉の収縮による牽引力が加わることにより、成長痛は発生してきます。 その中でもこのオスグットが多い理由は、脛骨祖面が脛骨の骨幹端部にあたり、骨化するのが骨の中でも遅い場所になるため発症の頻度が高いものになります。 ※骨幹端部(コッカンタンブ) ・・骨の中央と両端の間に存在する縦方向に骨が成長する場所のこと 成長段階においては軟骨成分が主 人によっては20歳を過ぎても骨化していない事があってもおかしくないところです。 大腿四頭筋は膝を伸ばす時に収縮する筋肉であり、走ることでも使っている筋肉ですが、ジャンプの動作は体重の何倍もの力発揮をしますので、バスケ・バレーをやっている選手などはだいたいの方が発症してしまうことになっていると思います。 大きな力を繰り返し発揮するために、牽引力も反復して加わってしまいますし、筋疲労もでることで筋肉の柔軟性が落ちて筋肉自体が硬くなると、より牽引力を強めてしまいます。 もちろん指導者の方もご理解していることですので、大腿四頭筋のストレッチの指導などは取り入れられていますし、皆さん行われていると思います。 筋肉自体もまだ発達段階のために反復する負荷に身体がついていかない事も考えられます。 また、大腿四頭筋のストレッチをしてもなかなか良くならないこともあります。 その場合、後面のハムストリングスの硬さが影響していることも考えられます。 ハードに練習を行うためにはそれだけのコンディショニングが必要になってきますので、しっかりと身体のケアを行うと同時に、身体の知識を身につけていくことで、より質の高いコンディショニングができるのではないかと考えています。 特に進学に伴い環境が変わる時期は、身体を痛めることも可能性も高くなります。 身体のことをしっかりと判断し、お身体を痛めないようにしましょう!!

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