JR岐阜駅徒歩5分の鍼灸院

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冷房病

おはようございます。

昨日岐阜でも大雨となり、お隣愛知県では犬山市で川の氾濫も起きました。
今月に入り、九州北部豪雨と大雨が続いております。
被災地の方々、関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

昨日とは打って変わって、今日は日差しが強く熱くなりそうです。
3連休で、プールに行くにはもってこいの日となりました。

これだけ暑いと冷房もフル稼働していると思います。

冷房を使い始めてから、体調がすぐれない、肩こり・頭痛がするなどの症状がある方が増えているように感じます。

冷房を使うことにより出る体の不調は、冷房病またはクーラー病と言われ、多くなってきているとされています。
外気温が高くなることにより、冷房の効いた室内との気温差が大きくなってきていることが原因の一つとされています。

人の持つ体温調整機能や恒常性機能が上手く働かなくなり、自律神経の乱れを引き起こしてしまっているのです。
特に冷房の効いた部屋の中では、体が冷やされることにより末梢の血流の減少・深部体温の低下を引き起こしてしまいます。
末梢血流が低下すると言うことは、筋疲労が蓄積されやすくなります。
蓄積した筋疲労が筋肉を硬くし、肩こりや腰痛などを引き起こしていきます。

肩こり・腰痛だけでなく、血流が悪くなることで食欲不振など夏バテの様々な症状が出ます。
暑いのを我慢することはいいことではありませんが、冷房の効かせすぎも体にとって負担になることもあります。

暑い季節に冷えを感じると言うことは本来ないことのはずです。
ご自身の体の働きを良くし、体の不調を改善していきましょう。

冷房病の方ににお勧めのツボが、気海(キカイ)です。

臍の下指2本分(1,5寸)のところに位置し、下腹部の冷えに対して効果があります。
下腹部が温まることで、内臓に熱を持たせることができます。
全身の冷えにも効果があり、冷房により冷えた体を温めてくれます。

また臍の神闕(シンケツ)と言うツボも近くにあるために、消化器系の改善・全身倦怠感の改善にも役立ってくれると考えています。

これから夏休みに入ります。
お子さんが家にずっといると言うことも増えるかもしれません。
一日中冷房により、体を冷やし続けてしまうことになるかもしれません。

外に出たときに暑さに負けてしまうことになるかもしれませんし、冷房病に知らず知らずなっているかもしれません。

暑い夏の本番は始まったばかりです。
夏をしっかりと乗り切れるように、冷房病には気を付けていきましょう。

冷房病 | 肩こり

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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