投稿日:2016.05.13 最終更新日:2023.04.12
東洋医学 肩こり
おはようございます。
数日雨が続きましたが、昨日からいい天気になってくれました。
僕はほぼ建物の中にいますが、少し外に出るといい陽気で気持ちよく感じます。
いい陽気はうれしいですね!!
さていろいろと肩こりについて書いてきました。
今言われていること、また様々な疾患について、僕の見解を書いてきたのですが、東洋医学から診た肩こりについてまだ触れていませんでしたので、今日は書いていきたいと思います。
はりきゅうは気の流れを中心とした、東洋医学が元々の流れです。
現代的なはりきゅうも多くなってきていますが、東洋医学にもいいところはいっぱいありますので、当院は両方とも取り入れております。
肩こりだけでなく、様々な症状について考えていくことができますが、まずは肩こりから行きたいと思います。
五行と言う言葉は一度は耳にされたことがあるかと思います。
「木」「火」「土」「金」「水」の5つで、自然界における気の流れの相互関係のことです。
五行それぞれに臓腑があり、木=肝・火=心・土=脾・金=肺・水=腎となっています。
そのなかでも肩こりに関係の深いものが肝になります。
肝は筋を主るとされ、肝の働きが落ちてしまうとうまく筋肉の働きが弱くなってしまいます。
また五部という「五臓身体背面における支配部位」においても、肝は後頚を支配しており、肝が失調すると頚周りに緊張やこり・痛みが現れます。
次に五変と言う考え方でいくと、肝=握となります。
五変とは、五臓の損傷により身体にあらわれる変化のことで、肝が損傷されるとこぶしを強く握るようになります。
イライラしているとついつい握ってしまうと言う方もいらっしゃると思います。
そうなると当然肩周りも凝っていたり、力が入ってしまっています。
もちろん原因は肝だけとは限りませんが、主だって肩こりと肝の関係性について書かさせていただきました。
肩こり解消のためには、ストレスをためない事が今の言われていることですが、東洋医学からすれば肝を良い状態にしていくことで肩こりを解消していけると考えます。
すこし馴染みにくい考え方ですが、東洋医学で診るお身体と言うも知っていただければと思い書かさせていただきました。
現代医学・東洋医学の枠にとらわれすぎないように考えていますので、ご質問等ありましたらお気軽にご連絡くださいませ。