投稿日:2015.10.03 最終更新日:2023.04.12
肩こり 胸郭出口症候群 斜角筋症候群
おはようございます。
昨日は東京ヤクルトが14年ぶりにリーグ制覇しましたね。
2001年に若松監督での優勝以来になりますが、ヤクルトの優勝と聞くと、野村さんが監督時代のID野球をどうしても思い出してしまい、あまり若松監督の優勝が記憶に薄くなってしまっています。
野球ファンの方はお好きな球団があるため、うれしい方、悔しい方あると思いますが、クライマックスシリーズがありますので、熾烈な3位争いもありますし、まだまだしっかり応援しましょう!!
僕はここのところ球団を応援するより、注目選手やお気に入りの選手をみつけて個人的に応援している感じになっています。
ではでは、昨日胸郭出口症候群について書きました。
3つに分類されると書いたのですが、細かく書いていませんので1つずつを書いていきたいと思います。
まずは、肩こりにも直結すると考えている「斜角筋症候群」についてです。
斜角筋とは頚椎から肋骨についており、頚の前側面に付いている筋肉です。
前・中・後の3つの斜角筋があり、ともに肋骨を引き上げる働きを持ち、特に安静時での呼吸の際に重要な筋肉です。
前斜角筋と中斜角筋が肋骨のところですこし開いており、この隙間を斜角筋隙(シャカクキンゲキ)といいます。
この隙間を昨日書いた、腕神経叢が通るのですが、斜角筋が硬くなり隙間を狭めていたり、なで肩で元々隙間が狭いことなどにより圧迫され腕にかけて症状が出てきます。
なぜ斜角筋症候群が肩こりに直結するかと言うと、なで肩の方がなりやすいということもあるのですが、頚が後ろに曲げられたときに斜角筋の呼吸筋としての働きは強くなり、事務系のお仕事の方などは多くが頚が後ろに曲げられた姿勢で作業をしていることが多いと感じているからです。
僕もパソコン仕事をしているときは背中が丸まり、頭を起こすために頚を後ろに曲げた姿勢になってしまっています。
あまり長くないのでそこまで支障はないですが、毎日何時間も行っている方は、知らず知らずのうちに斜角筋の働きを強め、緊張を高めてしまっていると考えています。
呼吸自体も意識して行っている訳ではないと思いますので、斜角筋を働かせる呼吸になってしまっており、常にストレスがかかり柔軟性が欠如していき肩こりをまねき、さらには胸郭出口症候群へと進展していっている可能性があります。
また斜角筋の片側だけが働くと働いた方に頚を曲げることができます。
頚を横に倒すと肩こりの方のだいたいの方は頚につっぱい感が出るのですが、このとき頚に筋肉の隆起する感じが見て取れる方は斜角筋が影響がかなり強くでています。
この斜角筋の負担を取ってあげることにより、肩コリや胸郭出口症候群の緩和につながると考えています。
肩周り、腕に気になる症状のある方は胸郭出口症候群の可能性もありますが、斜角筋により症状が引き起こされていることもありますので、お気軽にご相談ください!!