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股関節 恥骨結合炎

こんにちは。

今週の金曜・土曜は合宿に参加のために臨時休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

合宿に参加と言うことで今日はスポーツに多い疾患について書かさせていただきます。
股関節も途中になっていましたので、股関節でスポーツとの関連の深い恥骨結合炎について今日は書いていきます。

まず恥骨の位置ですが、体の正中、骨盤の前面の低いところに位置し、左右1対あり、恥骨同士が合わさるところを恥骨結合といい、恥骨間円板という軟骨性の線維でつながっています。
恥骨には、腹直筋や内転筋、恥骨筋など多くの筋肉が付着しています。

運動負荷により、結合部の軟骨に炎症が起きてしまうと、恥骨結合炎になります。
多くはランニングやキックの動作の繰り返しによって痛みが出ます。

結合部で炎症が起きているため、痛みのポイントとしては恥骨部に痛みが出ることが多いですが、痛みが長引いて慢性化していくと、鼠径部に痛みが出るようになっていきます。
以前書かさせていただいたグロインペイン(鼠径周辺部痛症候群)と同じように連動性・協調性・筋力低下が痛みの原因となるため、恥骨結合炎もグロインペインに含まれると考えることもできます。

恥骨結合炎は股関節の運動に伴う筋肉の柔軟性の改善、連動性・協調性をたかめることで痛みが改善していきます。
炎症が強く動かして痛みが出る場合には、まずは安静にすることが必要になり、動きの悪くなっている筋肉、硬さの出ている筋肉を見極めていく大切になります。

体幹から下肢にかけてバランスを良くしていくこと、しっかりと使えるようにしていくことで、痛みの改善を行いましょう。

股関節 恥骨結合炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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