JR岐阜駅徒歩5分の鍼灸院

blog

成長痛 骨の成長

こんにちは

温かそうであまり温かくない日になりました。
日差しがあるのは助かりますので、お休みにどこかお出かけされるにはいい陽気かもしれないですね(^^♪

さて今日は気分を変えて、成長痛について少し書かさせていただきます。

強いお身体にするには、運動が必須です。
ですがやりすぎてしまうと、お身体を壊すことになりかねません。

中学、高校と運動部でハードに練習しているとどこかに痛みを覚えると言うことはあります。
特に骨の成長期である時期ではまだ筋肉が出来上がっていなかったり、骨も成長するために柔らかい部分があります。

筋肉が運動負荷に耐えられない事や、骨の付着部にストレスがかかり痛みが出るなんてことも言い方はよくないことですが、よくあることになってしまいます。

そこでまず知っていただきたいのは、骨の出来上がる時期です。
骨の完成を待っていては、神経の発達の著しい時期に運動神経を高めることができなくなってしまいます。

その時期その時期に合うことを行うことで運動能力の高まり方が違います。
ですが、それしか行わないと言うことはできません。
トータル的に身体能力を高めるために骨の出来上がる時期と知り、怪我を少なくしていきましょう!!

余談ですが神経の発達の著しい時期は6歳ころまでです。
そして10歳ころにはほぼ完成してしまいますので、1つの目安として小学生低学年と言うことになります。

では骨の成長の時期についてですが、これは部位によりかなり差があります。
部位と言うのは、お身体の部位でもありますし、骨の部位でもあります。

成長痛と怪我と関連の深いところを書かさせていただきますが、分かりずらい所も出てくると思います。
文面でのご説明になりますので、ご容赦くださいませm(__)m

まず骨の成長の大前提として、おおまかには胎児期に作られますが、骨の両端は成長段階において軟骨であると言うことです。
そして骨化点と言う部分的に骨となるところができてきます。
それが次第に広がり、骨になっていきます。

また思春期に骨が縦方向に成長する骨端軟骨と言う部分があります。
これも軟骨の成分が強く、どんどん成長を続けている部位になります。
関節部から少し骨の中心部に入ったところにあり、骨の成長過程で最後に骨化するところです。

これが骨の成長の概略です。

では骨のそれぞれの骨の成長の時期を書かさせていただきます。

上腕骨 骨化点の出現 近位部 4歳ころまで  遠位部 8~13歳ころ
骨形成完了 20歳ころ

尺骨  骨化点の出現 近位部 9~11歳ころ  遠位部 4~7歳ころ 茎状突起部 5~8歳ころ
骨形成完了 近位部 14~17歳ころ  遠位部  20~22歳ころ

橈骨  骨化点の出現 近位部  4~7歳ころ 遠位部 1~2歳ころ 茎状突起部  10~12歳ころ
骨形成完了  近位部  14~17歳ころ  遠位部 20~25歳ころ

大腿骨 骨化点の出現 骨頭部 1歳ころ 大転子部 3歳ころ 小転子部 11~12歳ころ 遠位部 胎児期
骨形成完了  近位部  17~19歳ころ  遠位部  19~20歳ころ

脛骨   骨化点の出現  近位部  1歳ころ  遠位部  2歳ころ
骨形成の完了  近位部  19~20歳ころ  遠位部  17~19歳ころ

腓骨  骨化点の出現  近位部 4歳ころ  遠位部  2歳ころ
骨形成の完了  近位部 17~20歳ころ  遠位部  16~19歳ころ

書いておいてなんですが、かなり分かりにくいものになってしまいました(+_+)
ですが骨の成長においてかなり差があることはご理解いただけたのではないでしょうか。

書かさせていただいたものでいくと、20歳を過ぎても骨になりきっていないところがあるかもしれません。

実際には個人差もかなりあります。
また女性の方が成長期が早く来ますので、早く骨が完成します。

弱いところは骨折も起こしやすく、痛みも出やすいところです。
骨の成長を踏まえたうえで、よりどこをケアしていかなければいけないのか
種目との関連もありますが、しっかりとコンディションを作っていきましょう!!

成長痛 骨の成長 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

ご相談・
お問い合わせCONTACT FORM

ご予約前の鍼灸に関する不安、
自分の症状に合った施術もご相談ください!

はじめて鍼灸を受ける方には、鍼灸について分かりやすくご説明します。
どんな症状なら鍼灸が適しているの?など、何でもご相談ください。