投稿日:2016.02.21 最終更新日:2023.04.12
成長痛 骨の成長
こんにちは
温かそうであまり温かくない日になりました。
日差しがあるのは助かりますので、お休みにどこかお出かけされるにはいい陽気かもしれないですね(^^♪
さて今日は気分を変えて、成長痛について少し書かさせていただきます。
強いお身体にするには、運動が必須です。
ですがやりすぎてしまうと、お身体を壊すことになりかねません。
中学、高校と運動部でハードに練習しているとどこかに痛みを覚えると言うことはあります。
特に骨の成長期である時期ではまだ筋肉が出来上がっていなかったり、骨も成長するために柔らかい部分があります。
筋肉が運動負荷に耐えられない事や、骨の付着部にストレスがかかり痛みが出るなんてことも言い方はよくないことですが、よくあることになってしまいます。
そこでまず知っていただきたいのは、骨の出来上がる時期です。
骨の完成を待っていては、神経の発達の著しい時期に運動神経を高めることができなくなってしまいます。
その時期その時期に合うことを行うことで運動能力の高まり方が違います。
ですが、それしか行わないと言うことはできません。
トータル的に身体能力を高めるために骨の出来上がる時期と知り、怪我を少なくしていきましょう!!
余談ですが神経の発達の著しい時期は6歳ころまでです。
そして10歳ころにはほぼ完成してしまいますので、1つの目安として小学生低学年と言うことになります。
では骨の成長の時期についてですが、これは部位によりかなり差があります。
部位と言うのは、お身体の部位でもありますし、骨の部位でもあります。
成長痛と怪我と関連の深いところを書かさせていただきますが、分かりずらい所も出てくると思います。
文面でのご説明になりますので、ご容赦くださいませm(__)m
まず骨の成長の大前提として、おおまかには胎児期に作られますが、骨の両端は成長段階において軟骨であると言うことです。
そして骨化点と言う部分的に骨となるところができてきます。
それが次第に広がり、骨になっていきます。
また思春期に骨が縦方向に成長する骨端軟骨と言う部分があります。
これも軟骨の成分が強く、どんどん成長を続けている部位になります。
関節部から少し骨の中心部に入ったところにあり、骨の成長過程で最後に骨化するところです。
これが骨の成長の概略です。
では骨のそれぞれの骨の成長の時期を書かさせていただきます。
上腕骨 骨化点の出現 近位部 4歳ころまで 遠位部 8~13歳ころ
骨形成完了 20歳ころ
尺骨 骨化点の出現 近位部 9~11歳ころ 遠位部 4~7歳ころ 茎状突起部 5~8歳ころ
骨形成完了 近位部 14~17歳ころ 遠位部 20~22歳ころ
橈骨 骨化点の出現 近位部 4~7歳ころ 遠位部 1~2歳ころ 茎状突起部 10~12歳ころ
骨形成完了 近位部 14~17歳ころ 遠位部 20~25歳ころ
大腿骨 骨化点の出現 骨頭部 1歳ころ 大転子部 3歳ころ 小転子部 11~12歳ころ 遠位部 胎児期
骨形成完了 近位部 17~19歳ころ 遠位部 19~20歳ころ
脛骨 骨化点の出現 近位部 1歳ころ 遠位部 2歳ころ
骨形成の完了 近位部 19~20歳ころ 遠位部 17~19歳ころ
腓骨 骨化点の出現 近位部 4歳ころ 遠位部 2歳ころ
骨形成の完了 近位部 17~20歳ころ 遠位部 16~19歳ころ
書いておいてなんですが、かなり分かりにくいものになってしまいました(+_+)
ですが骨の成長においてかなり差があることはご理解いただけたのではないでしょうか。
書かさせていただいたものでいくと、20歳を過ぎても骨になりきっていないところがあるかもしれません。
実際には個人差もかなりあります。
また女性の方が成長期が早く来ますので、早く骨が完成します。
弱いところは骨折も起こしやすく、痛みも出やすいところです。
骨の成長を踏まえたうえで、よりどこをケアしていかなければいけないのか?
種目との関連もありますが、しっかりとコンディションを作っていきましょう!!