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肘 離断性骨軟骨炎

こんにちは。

今日は朝からニュースが騒がしくなりました。
特に落下物等で被害が出ずに済んでくれましたので何よりです。

岐阜は進路に全くかすってもいませんので心配する必要性もないかもしれませんね。

では、肘の続きで外側の痛み、離断性骨軟骨炎について今日は書いていきます。

関節ネズミと言った方が分かりやすい方もお見えかもしれません。
投球で起きることが多く、以前はプロ野球選手でも関節ネズミの手術を受けられていたように記憶しています。

ですが肘の痛みとして起きる可能性は他のものよりも低いものになります。

他のものは筋肉や靭帯などが影響して痛みが出ますが、この離断性骨軟骨炎は骨の障害になります。
骨が完成し終わった後であれば発症率は低くなりますので、成長とともに起きにくくなるため、発症頻度としてはそこまで多くはないです。

ですが、進行していくと長期化してしまいますし、手術でしか対応できないものにもなってきてしまいます。
早めに対応していくことで、長期化を防ぎ、軽症で終わることもできると考えています。

骨の障害と言いましたが、肘の関節は3つの関節から出来ており、その中の腕橈関節(ワントウカンセツ)と言うところで障害が起きます。
腕橈関節に、投球動作の中で押しつけられる力が加わります。
押しつけられる力が反復して起こることにより、腕橈関節の上腕骨の関節面に変性が起きてきます。

この変性が離断性骨軟骨炎です。

早期の内は、透亮期(トウリョウキ)と言い骨が透けて見えるようになり、骨が弱くなっています。
次に分離期となり、まだ正しい位置にはあるのですが線が入り、骨の一部が分離してしまうことになります。
最終的に遊離期となり、関節の中をはがれた骨が動きようになってしまいます。

この遊離期のことを関節ネズミと言っていたのです。

遊離までしてしまうと手術の対象ですし、取り除くだけにするのか、骨を再建するのかで大きく変わってきます。
当院で対応はできませんので、外科で専門的に対応していただくものとなります。

透亮期、分離期については投球の制限をさせていただくことにはなりますが、回復を早め、早期の復帰のお手伝いはできるのではないかと考えています。

肘の動きの改善を目的に施術を行い、痛みが落ち着くのを待ってから投球動作の再開と言う流れになります。
もちろん再発も防がなくてはいけませんので、動作の確認も行わせていただくことになると思います。

一回の投球で肘に加わる力は大きくはないですが、加わり続けることで骨を痛めてしまいます。
中学、高校とスポーツをハードに行われている方は多く、特に野球はスポーツ人口の多いものです。

目標に向かって頑張るためにも、身体を痛めないためにコンディショニングをしっかりと行いましょう!!

肘 離断性骨軟骨炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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