投稿日:2016.01.30 最終更新日:2023.04.12
ゴルフ肘について
おはようございます。
あっという間に1月も終わりになってしまいました。
まだまだ日も短いですので一日が短い気がしてしまいますので、より早く感じているのかもしれませんが、明後日からは2月です。
節分以降は暦的には春になりますので、温かくなるのが待ち遠しいです(^^♪
さて、肘の疾患について順次書いておりますので、今日はゴルフ肘について書いていきます。
ゴルフと名前がついていますので、ゴルフとの関連が高いものになりますが、痛められる方みなさんがゴルフで痛められると言う訳ではありません。
以前書いた内側上顆炎と病態的にはほぼ同じですので、手首をよくつかわれる方は痛みが出てもおかしくありません。
まず痛みの個所としては、肘の内側上顆です。
ですが、場合によってはゴルフで外側に痛みが出る方もいらっしゃいます。
ケースによりやや差があるのですが、今回はゴルフ肘としてよく言われるケースについて書いていきます。
外側の痛みについては、今後外側上顆炎についても書いていきますので、お待ちください!!
発症の原因として多いのが、スイングの際に手首を返すことで繰り返されるオーバーユース(使い過ぎ)。
次に多いのが、地面を叩いてしまうことにより肘に大きな衝撃が起こり痛めるケースです。
肘の内側、筋肉の付着部である内側上顆からはじまる屈筋群・回内筋に負荷がかかることにより、痛みが出てしまうのです。
筋肉の付着部である内側上顆を屈筋群・回内筋が引っ張り込むことにより骨に炎症を起こしてしまうのです。
骨の表面を覆っている骨膜と言う組織があるのですが、この骨膜痛みを感じやすい組織となっています。
骨についていて引っ張ってしまう訳ですので、当然骨膜も炎症を起こしています。
この骨膜の炎症が治りが悪い1つの原因となっていると考えています。
ストレッチなどで屈筋群・回内筋の柔軟性を高めることが症状の改善と予防、また再発を防ぐことにつながります。
もちろん皆さん行われていると思います。
ですが痛みがある時はストレッチすること自体が痛いはずです。
強い痛みの時期でなければ肘を温めて下さい。
血行を良くすることで回復が早まりますし、一緒に肘から先、特に手のひら側を温めることで屈筋群・回内筋の疲労を取ることにもつながりますのでお勧めです!!
痛みが強い時期は炎症が強く起こっている可能性がありますので、冷やしてください。
安静にしていても痛みがある場合は炎症が強く起きている証拠ですので、一つ目安にしていただければと思います。
また、運動後など肘をよく使われた後は、冷やした方がよいです。
よく使うことで筋肉に微細な損傷が起きている可能性があります。
この微細な損傷が繰り返されることで炎症反応が強くなり痛みにつながりますので、運動後は冷やして余分な熱を取り、回復させてあげることがお身体を痛めない1つの方法です。
スポーツの場面ではアイシングは当たり前になってきています。
アイシングを取り入れ肘を痛めないようにしていきましょう!!
当院では、屈筋群・回内筋の柔軟性を高めるために鍼と灸の施術をいたしております。
また肘の筋肉の中でも強い筋肉と弱い筋肉があります。
運動療法も加えていき、早期痛みを取ることと共に再発防止も行っております。
ゴルフ肘でお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ!!