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鵞足炎

おはようございます。

昨日は土砂降りででしたね(+_+)
夜には上がってくれましたが、昼中これでもかと言うくらい雨の音がしていましたので、外に出られていた方はずぶぬれになってしまわれたかもしれないですね。
まだまだ天候の安定しない時期が続くと思われますので、体調管理気をつけていきましょう!

さて土曜日は、膝の外側の腸脛靭帯炎について書きましたので、今日は内側の鵞足炎(ガソクエン)について書いていきたいと思います。
発生する原因が似ており、膝の曲げ伸ばしの際に腱と骨がこすれあい、摩擦により炎症を起こしてしまうのですが、外側では腸脛靭帯炎、内側では鵞足炎となります。
柔軟性がしっかりしていれば、骨の出っ張りとこすれることは少ないのですが、疲労脚の使い方によってこすれてしまい腱が炎症を起こしてしまいます。

この鵞足炎の由来ですが、筋腱の停止部で半腱様筋薄筋縫工筋が付いており、その形が鵞鳥の足の形に似ていることから、この部位を鵞足(ガソク)と言い、その部位の炎症のため鵞足炎と言います

ランニングとの関連もあるのですが、さらに切り返し動作があると痛みの誘発につながります
上に書いた筋肉が引き延ばされる動作が膝の外反(膝から下が外に出る動き)と外旋(膝から下を外に捻る動き)であり、ターンの動作の時になりやすい姿勢になります。
また水泳の平泳ぎでもキックの体制が、外反を強制されながら膝を伸ばしていきますので、痛める方もいらっしゃいます。

筋肉の柔軟性を高め、こすれないようにしていくことと、動作の中で膝が内側に入らないようにしていくことで、痛みを緩和していくことが出来ると考えています 😀 
膝を曲げた時に、膝の裏にしわができ、そのしわの一番内側のところに曲泉(キョクセン)というツボがあり、効果が痛みの部位にも近く、縫工筋・薄筋に対し刺激を加えていけますので、痛みの出ている方は軽く押してみてください。
強く押してしまうと痛んでいる筋腱を強く刺激してしまい、痛みだけが出ますので軽く行ってください。

ハードに練習をしていたり、急に運動をすると痛みにつながることが多く、オーバーユース(使い過ぎ)症候群とも言われます。
痛みの原因が分かれば、対処もできますし、セルフコンディションの中でも、内ももともも裏をいつも以上に気を付けてストレッチしていくことで軽いものであれば管理もしていけると思います
ですが、痛みが強くなるといつまでも痛みが引かなくなることもあり、軽いうちに対処していくべきと考えています。

動くと痛みがある方、放っておかず痛みを緩和していき、より活発に動けるようにしていきましょう!!

 

鵞足炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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