投稿日:2015.08.23 最終更新日:2023.04.12
腱板炎
おはようございます(^O^)
今日はいい天気です。
お休みの日に晴れてくれるのはいいものですね!!
さて五十肩のなかでおそらくもっとも多いものの「腱板炎」について今日は書きたいと思います。
腱板とは、肩関節を安定させている筋肉の集まりのことで、「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」の4つ筋肉のことです。
滑液包炎の時に書かさせていただいたように、肩関節は真横に関節面があり、筋肉により関節を安定させているのですが、主にこの4つの筋肉が安定させてくれています。
4つの筋肉全てが肩甲骨から始まり、上腕骨についているのですが、上腕骨を身体の方に引き寄せるように働き安定させてくれています。
特に棘上筋は関節の真上を通るように走っているため、腕を上げる動作の時に最も働いてくれる筋肉です。
この棘上筋の骨に付くところは、抵抗減弱部位と言われており、損傷を頻繁に起こしやすいところになり、筋肉に傷が付き、炎症がおこり痛みを誘発してしまいます。
炎症があり痛みが出ると言うことを繰り返していると、最悪のケースとしては筋肉の断裂となることもあります。
最初は小さい傷でもだんだんと範囲が広がっていき、大きくなり切れてしまうのです。
切れていても他に筋肉が働いてくれるので、腕を動かすこと自体は可能ですが、安定力が悪くなるため、肩周りに余計に負担が出るため、肩こりがひどくなったりもします 😥
腕をあげる途中が痛くて、あげてしまえば大丈夫と言う方、あげる途中に負担が強く出ていることを示していますので、腱板炎・腱板断裂の可能性が高いと思われます。
反復して負担がかかっているため、損傷が起きてしまうのですが、筋肉が本来の柔軟性を持っていれば負担は少なくて済みます。
そのため当院としては、痛みを抑えるアプローチとともに、筋肉の柔軟性を高め、痛みにくくしていくことにより、再発予防にもつなげていきます。
五十肩は1回良くなっても再発してしまうことが多く、数年に1回痛くなると言われる方も多く、ご経験のある方もお見えではないでしょうか?
抵抗減弱部位は関節の中にあるので、直接アプローチすることは難しいと思われますが、肩周りの抵抗をなくしていくことで抵抗減弱部位への負担を和らげていけると考えています。
腕が上げづらいというのは家事への負担も大きいですし、お仕事に差し支える方も多いと思います。
気になる方は是非ご相談ください!!