投稿日:2017.08.30 最終更新日:2023.04.12
手の痺れ
こんにちは。
最近知ったのですが、夏休みがかなり短くなっているところもあるようです。
9月1日から2学期と言うのはもう古いみたいで、近くの高校では20日過ぎには始まっていたようです。
年々熱くなっていく中、夏休みが短くなるというのは意外でしたが、どうやらエアコンが完備されているみたいで、暑くて勉強にならないと言うことは無いみたいです。
もちろん進学校か、部活に力を入れている学校かでは、大きく異なると思いますが、夏休みの捉え方も変わってきているのかもしれません。
変わってきていると言えば、肩こりを気にされている方の中で、手の痺れなどの違和感を持つ方の割合も増えてきているように思います。
当院は肩こりの施術の際には頚にも注目しており、頚の筋肉の硬さや関節の動きの悪い方が多くお見えです。
詳しく聞いていくと、時折手に痺れを感じたり、腕がだるくなることがあると言われる方がお見えです。
神経痛までいかなくとも、手に痺れが出ると言うことは、神経に対して圧迫やら絞扼が起きている可能性もあります。
そこで今日は、腕の痺れについて大きく説明させていただきます。
詳しくはまた一つ一つ説明させていただき、当院の考える治療の方向性も併せて書いていこうと考えております。
腕の痺れの大元はやはり頸になります。
腕に行く神経は頚で脊髄から分岐し、腕に向かっていくのですが、その際に頚神経叢と腕神経叢にわかれます。
この2つの違いは、神経の出る高さの違いで、C1~C4(第1頚椎から第4頚椎)を頚神経叢、C5~Th1(第5頚椎から第1胸椎)が腕神経叢となります。
腕となると多くが腕神経叢からの分岐であり、頚神経叢からの分岐は頭や頚肩までとなります。
頚神経叢からの分岐で後頭部へと走行する小後頭神経があり、後頭部の頭痛などと関係の深い神経になります。
二の腕の前側から腕神経叢からの分岐のエリアとなり、順番に前腕の親指側から第1~2指、第3指、第4~5指から前腕の小指側、上腕の小指側と神経の支配領域が並んでいます。
全て腕神経叢からの分岐となります。
どこが痺れているかにより、どの神経の影響を受けているかを大まかに知ることができます。
手に置いては少し複雑に支配領域が分かれていますので、それぞれの神経を説明させていただくときに書かさせていただきます。
痺れは神経の影響ですし、腕となると頚椎からの分岐がほとんどです。
また痺れなどを誘発するポイントは頚・肩・上腕・肘・手首などそれぞれに存在します。
どこに症状がでていて、どこのポイントで痺れや痛みを誘発するかをしっかりと見極めることで、神経の絞扼や圧迫を取り除くことができ、腕の違和感の改善へとつながります。
単なる肩こりの影響だけではないこともありますので、気を付けていきましょう。