投稿日:2017.03.04 最終更新日:2023.04.12
変形性股関節症
こんにちは。
3月にはいり、日差しがだんだんとと良くなってきている気がします。
部屋の中からみていると暖かそうな気がします。
風が吹くとまだまだ風は冷たいですが、春が近づいてきてくれています。
温かくなり、急に運動を再開されますとお体を痛めかねませんので、運動の際にはしっかりと準備運動をなさってくださいね。
また明日は、午前中各務原シティマラソンに鍼灸ブース設置のために出てしまいます。
ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
もしシティマラソンに参加されるという方は、お気軽にご利用していただければと思います。
さて先日股関節の痛みについて書かさえていただきました。
そこで今日は股関節の痛みの多くを占める変形性股関節症について書いていきます。
主な症状としては痛みと機能障害で、股関節部(鼠径部)に痛みが出ます。
足の爪が切りにくかったり、あぐらがかきにくくなる、靴下を履くのが困難になるなどの症状もあり、運動機能の低下が見られます。
痛みは当初は動かしたときに痛みますが、進行すると夜間痛や、常時痛みがあるようになっていきます。
多くは女性に起こり、日本での痛みの主な原因は発育形成不全が関わっており、全体の8割の方に子どものころの発育が関わっています。
ですが、形成不全がなくても股関節の軟骨部に変性・破たんが起きて起こり得るものです。
進行していくと軟骨だけでなく、骨にも影響が出始め、関節部の骨がいびつな形になり、痛みは運動の制限が起きてしまうのです。
痛みを取り除いていくためには臀部の状態が深くかかわており、脚長差の原因も臀部の筋力の弱さが影響しているからです。
また臀部の筋行くが硬くなることで可動域も狭くなり、より痛みが出やすくなってしまいます。
股関節の痛みだからと言って、鼠径部ばかり気にしていては痛みの改善がうまくできないこともあり、股関節の動きには臀部の筋肉も関与していますので、臀部からしっかりといい状態にしていくことで、痛みを軽減することができます。
股関節の動きは腿の筋肉も関わっており、当院では、股関節の痛みとしても膝付近まで施術させていただいております。
関節が上手く動ける状態に近づけ、関節への負担を減らしていくことで痛みを改善させていただいております。
変形の進行が強い場合には、観血的療法(手術)も考えなければいけませんが、骨の変形がそこまでひどくない場合にはしっかりと痛みを取り除いていけると考えています。
スポーツの場面においては、変形性とは全く異なるケースがありますので、またスポーツ特有のものについては書かさせていただきたいと思います。