投稿日:2016.09.09 最終更新日:2023.04.12
手根管症候群
おはようございます。
昨日の台風は早くに温帯低気圧に変わり、岐阜は雨は降りましたが、大きな影響もそれほどなく済んでくれました。
うれしい限りです。
また明後日、日曜日は、鍼灸師主催のイベント「お灸フェス」に参加いたしますので、当院臨時にお休みとさせていただきますので、ご了承くださいませ。
さてさて、先日腱鞘炎のことを書かさせていただきました。
手首に違和感を感じる方は多く、腱鞘炎以外にも多くの疾患があります。
今日は指の痺れを伴う、手根管症候群について書かさせていただきます。
主な症状は、人差し指と中指の痺れで、痛みも出ます。
特に顕著に出るのが明け方で、寝て起きると痛みが出てしまいます。
ひどくなると、親指・薬指にも痺れが広がり、手のこわばり感も出てきます。
また母指球がやせてくることで、OKサインがしずらくなったり、できなくなります。
手根管症候群は手首のところ、手のひら側で、横手根靭帯という靭帯の下を通る正中神経が圧迫されることにより、引き起こされます。
原因ははっきりとしておらず、妊娠期や出産期・更年期の女性に多いため、女性ホルモンと関係があるとされています。
横手根靭帯の下を通るのは正中神経だけでなく、9本もの筋肉の腱が同時に走行します。
使い過ぎによる腱の肥厚などや、むくみなどがあると手根管症候群が発症することが多く、手首の動きにかかわる筋肉をいい状態に戻してあげることにより、痛みや痺れの緩和ができると考えています。
手首を叩いた時に、指に痺れが出る方や、手首を深く曲げ保持をすると痛みが出る方などは、手根管症候群の可能性の高い方になります。
痺れの原因はさまざまあり、頚・肩・肘・手首と関節ごとに痺れを誘発する可能性があります。
どこに原因があるかをはっきりとさせることで、改善が期待できます。
気になる痺れのある方は、お気軽にご相談くださいませ。