JR岐阜駅徒歩5分の鍼灸院

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アキレス腱炎

おはようございます。

リオオリンピックは日本人選手の活躍が多く目立ちます。
何十年ぶりや、日本初ということも起きていますので、次回の東京開催に向けて大きな弾みになってくれると思います。
「メダルをとっても悔しい」という言葉も多いので、一番を本当に目指して練習されてきたんだと感じます。

オリンピックに感化され、当院もさらによりよい院になっていけるように頑張っていきます

さて、前回はこむら返りについて書かさせていただきました。
オリンピックのニュースが多いということもあり、今日は運動との関連の高いアキレス腱炎について書かさせていただきます。
こむら返りもふくらはぎの筋肉ですし、アキレス腱炎にもふくらはぎの筋肉が関係してきます。

アキレス腱は、下腿三頭筋の腱であり、下腿三頭筋はつま先を下に向ける、底屈という動きの主動筋(メインで働く筋肉)になります。
走りの多いスポーツでは、地面を蹴るために底屈の動きが多く入ります。
繰り返し負荷がかかることにより、アキレス腱に微細な傷がついていきます。
これが炎症となり痛みが出てしまいます。

腱は筋肉よりも丈夫な組織ですが、血流が少ないために回復に時間がかかってしまいます。
そのためアキレス腱に負荷がかからないように、下腿三頭筋の柔軟性を高めることも必要ですし、負荷に耐えられるだけの筋力も必要となります。

もちろん痛みをとるために、アキレス腱周囲にも施術は行いますが、それと同時にモーターである筋肉の動きを良くしていくことも同時に行わなければいけないと考えています。

アキレス腱に負担のかかる原因の一つとして、踵のブレが考えられます。
アキレス腱の内側や外側に痛みが出ることもあり、この場合はブレが入り、真上踵を引き上げられていないことを意味しています。
安静時には踵の固定も必要になります。

微細な傷の修復を早め、下腿三頭筋の状態を良くすることで、痛みの早期緩和につなげることができます。
再発予防のために、踵の動きを確認し、しっかりと真上に引き上げられるようにしていくことで、運動に復帰できると考えています。

鍼灸を行うと部分的に血行を高めることができますし、筋肉を弛緩させる効果もあります。
傷の回復を早める、アキレス腱の引き延ばされる力を弱くすることができると考えています。

夏場はスポーツの季節であり、大会や強化練習も多くある時期です。
痛みを抱えたまま練習をし続けることは、パフォーマンスの低下にもつながりかねません。
また違うところに痛みが生じることにもなります。

日ごろからコンディションを高め、怪我の予防や早期解決していけるようにしていきましょう。

アキレス腱炎 | 症状

伊藤 友一

1984年岐阜県岐阜市生まれ。

高校卒業後はトレーナーを目指し進学。スポーツ現場において怪我や故障で痛みを持つ選手を見ているうち、怪我や痛みを何とかしたいと言う思いを持つようになり、当時お世話になっていた方の勧めもあり、鍼灸専門学校に進学。
鍼灸専門学校の卒業と共に鍼灸国家資格を取得し、岐阜・愛知の鍼灸院・接骨院にて臨床経験を積み重ね、伊藤はり・きゅう院を開業。
母校の部活を中心に大会に帯同(アスリートのコンディショニング・ボディケアを担当)

はり師:第146141号/きゅう師:第145916号

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