投稿日:2015.07.11 最終更新日:2023.05.24
坐骨神経痛
今日は症状として多い、坐骨神経痛について僕の考えを書かさせていただこうと思います。
坐骨神経痛とは、お尻のあたりから足全体にかけて、しびれや痛みがでることを言います。
ヘルニア、分離症など腰の病変にともなって症状が出現することも多いのですが、特に腰に異常が見当たらないこともあります 😯
病変がある場合は、随伴症状(伴って出る症状)として出ているため、腰の病変に対ししっかり対応していくことが大事になります。
腰の病変自体が落ち着いても症状が残ってしまうこともあるのですが、まずは原因部に対して適切に対応していくことが必要です!
では、異常がないものはどうすればいいのか?
また、腰の原因自体は落ち着いたがまだ、症状が残ってしまっている場合もある程度同じ対応になっていきます。
背骨は上から、頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個・骨盤の中に入りますが仙椎5個・尻尾の部分の尾椎3~4個と積み重なっており、腰椎の下4番目、5番目と仙椎から出ている神経が束になったものから分かれて坐骨神経になります。
少し細かくなったので、簡略的に言いますと、腰の下の方と骨盤のところから出ている神経と言うことになります。
この神経は、多くの人がおしりのところで梨状筋(リジョウキン)と言う筋肉の下を通ります。
約85%の方がそうなのですが、残りの15%くらいの方はすでに分岐してしまっていると言われ、一部が梨状筋を貫通してしまっています。
また、15%のうち数%の方は、筋肉の下を通らずに神経が通っているとも言われています。
この梨状筋が、坐骨神経を圧迫して刺激してしまうことが多く、腰に病変が見当たらない方は、梨状筋の影響を強く受けている可能性があります。
この筋肉が全てと言う訳では無いですが、座っていて股関節を内にひねる動作(膝が内に入り、膝から下が外に行く動作)で症状の出る方は、この筋肉の影響を強く受けている可能性の高い方になります。
上記に当てはまる方は、梨状筋をいい状態に戻してあげましょう!!
原因は他にもありますので、また少しずつ書かさせていただきます(^^)v