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腱鞘炎 ドケルバン | 症状

腱鞘炎 ドケルバン

こんにちは。 大寒を過ぎ、一年で一番寒い時期になりました。 底冷えする感じもあり、足元から冷えが昇ってくる感じのする方も多いのではないでしょうか。 足だけでなく手もどうしても冷たくなってしまいます。 そんな時に急に痛みを感じるのが、手や指の痛みだったりもします。 よく水を触る方は、あかぎれで痛みが走ることもありますが、それ以外で多いのは腱鞘炎ではないでしょうか。 以前も腱鞘炎のことで親指の痛みと書かさせていただきましたが、親指の腱鞘炎は『ドケルバン』と言われています。 親指の付け根のところに短母指伸筋腱と長母指外転筋腱を固定する腱鞘がついています。 親指を多く使われるお仕事をされている方や、妊娠を期に痛みが出ることがあります。 それ以外にもスポーツをされている方にも多いものになります。 よく使うことで腱鞘に炎症が起こり、それを繰り返すことで腱鞘が肥厚することで痛みが長期化してしまいます。 パソコンの普及とともに指を使う機会も増えていることが多いために、痛みを感じている方は多くなってきています。 手首や指を動かす筋肉は前腕部(肘から手首までの間)に筋肉があり、手首付近からは腱に移行していることが多いです。 前腕部に硬さがあるとその先の腱にも負担がかかることが多いために、当院では手首や指の痛みの際には前腕部から筋肉の状態を良くしていき、痛みの改善を図っています。 特にこの寒い時期は、冷えて筋肉が硬くなり動きが悪くなることもしばしばみられます。 冬に手首が痛みという方は冷えも痛みの原因の一つになっているかもしれません。 筋腱と腱鞘まわりの状態を良くするとともに、手首周りの冷えを改善して、ドケルバンの痛みを取り除いていきましょう。

足関節捻挫 続き | 症状

足関節捻挫 続き

こんにちは。 天気のいい3連休のスタートとなりました。 お正月も比較的暖かい気候でしたが、暖かくて過ごしやすいのはうれしいですね。 さて12月に足関節捻挫のことを書かさせていただきました。 鍼灸での、対応については次回ということで書いていなかったので、今日書かさせていただきます。 まずもって、一般的には急性期(患部が熱を持つなど炎症反応が強い時期)は患部を安静に保つことが大事です。 また患部を刺激することは、炎症をより引き起こてしまうこともあるために禁忌(してはいけないこと)になります。 当院の考え方でもその通りではありますが、前回書かさせていただいたように1次損傷と2次損傷とがあり、2次損傷を引き起こさないことが痛みの期間を短くすることにつながり、早期の回復につながると考えています。 そのために捻挫などの急性期でも当院は鍼を用いています。 当然患部が腫れあがっていることもあります。 その周囲に鍼を行うことにより、周囲の血管を拡張させ血行をよくすることができます。 腫れがあまりない場合でも、表面的にはないだけで、体内では浸出液により圧迫されてしまっていることもあるため、痛みの範囲の周りに鍼をうっていきます。 もちろん患部の炎症に影響がないように細心の注意をはらって行っています。 アイシングなどの急性期の対応も腫れを抑え、炎症を抑えることを目的としています。 傷を負うことで出てくる浸出液を早期に取り除くことは、腫れを抑えることにつながり、炎症の早期回復に役立つと捉えています。 その後テーピングでの固定を行い、患部の安静を保ちます。 痛みが引いてきてからは、可動域の確認を行い、動きの悪くなっている動きがないか、また動揺性が増していないか(本来靭帯により固定されているはずが固定が弱くなっていること)をチェックします。 可動域を確保し、動揺性が増している場合には、周囲の筋肉を鍛える方法をお伝えします。 軽度の捻挫であればリハビリもあまり必要はないですが、大きな捻挫になればリハビリを行い、関節の安定性を戻していくことも必要になります。 関節が安定することで慢性的に痛みことも少なくなりますので、捻挫の痛みを長引かせないために大事なことです。 急性のものに対してどこまで鍼灸をするか難しいところもありますが、早期回復に向けての一つの方法と考えています。 捻挫に対するはりきゅうの活用というよりも、当院での活用方法になってしまいましたが、ご参考にしていただければと思います。 最後に、急性期においては鍼のみの施術しています。 灸は温熱刺激となってしまうために、急性期で炎症がある場合には行っていません。 より痛みを強くしてしまう可能性が強いためです。 ご自身で対応される場合は、冷やすことが大事ですので、無理なことはせずしっかりと冷やしてください‼

足関節捻挫 | 症状

足関節捻挫

こんにちは。 寒い日が続いていますが、今日明日から一段と寒波がますようです。 通勤が早い時間帯の方は、路面の凍結などの可能性もありますので、くれぐれもお気を付けくださいませ。 さて今日は多くの方が経験したことのある足首の捻挫について書かさせていただきます。 はりきゅうで捻挫と聞くと意外と思われる方も多いかもしれません。 多くは慢性疾患と言われる、長く痛みや症状が続くものなどを中心にみているところが多いために、そう思われる方もいらっしゃると思います。 ですが、ぎっくり腰など急に痛みが出るものなども対応しておりますので、急性のものでもはりきゅうは対応可能なのです。 また捻挫後時間がたっても痛みの残るケースもあります。 捻挫後遺症と言われるものです。 後遺症ですと、長く症状が続いていますのではりきゅうの強みの部分となってくると考えています。 さて足首の捻挫ですが、距腿関節と言われる、下腿の骨と足首のところの足根骨の一番上に位置する距骨とで構成される関節に過度に捻転力が加わり引き起こされます。 多くは内反捻挫と言われるもので、内側に捻り、外側の組織が引き延ばされ痛めてしまいます。 内反捻挫が多い理由は、骨の構造にあり、脛にある2本の骨は内側の脛骨よりも、外側の腓骨の方が長くできていて、内踝と外踝を比べると、外踝の方がより下方に位置しています。 その為に内側への可動域の方が大きく、内反捻挫が多いのです。 この時に痛めることの多いところは前距腓靭帯(ゼンキョヒジンタイ)となります。 前距腓靭帯以外にも外側には、後距腓靭帯(コウキョヒジンタイ)・踵腓靭帯(ショウヒジンタイ)があります。 前距腓靭帯を痛めることが多い理由は、捻挫の際には底屈(つま先が下を向くこと)と内反が同時に起こることが多いためです。 底屈と内反が引き起こされたときに、一番負担のかかる靭帯が前距腓靭帯となるために損傷の割合も高いのです。 軽度のものであれば、靭帯が引き延ばされますが、重度のものになるにつれ、靭帯自体に傷がつき、最悪の場合には靭帯が断裂してしまいます。 断裂まで行くと、前距腓靭帯と同時に踵腓靭帯も痛めていることが多いです。 捻挫をすると腫れあがり、熱を持ちます。 中には内出血をし、あざができることもあります。 これらは直接的に痛めたものですので、1次損傷となります。 この1次損傷をいかに素早く収めるかにより、2次損傷を防ぐことができます。 2次損傷とは、1次損傷の際に腫れや内出血が起こり、損傷していない組織も悪くしてしまうことです。 腫れが出ているということは当然腫れが周囲の組織を圧迫します。 組織だけでなく血管も圧迫されますので、患部の周りの血流が悪くなります。 血流が悪いということは、栄養と酸素が十分いきわたらなくなってしまいます。 このような現象を2次的低酸素障害といい、長く続くことにより2次損傷が引き起こされます。 捻挫だけでなく、外傷が引き起こされた際には常に起こる可能性がありますので、気をつけなければいけません。 痛めたところの周りの組織を痛めないためにも、受傷後早期に対処していくことが大事になります。 まずしていただきたいことはアイシングです。 冷やすことにより、患部が腫れることを最小限にすることができます。 腫れが少ないということは先ほど書いた2次損傷を引き起こす可能性が低くなり、痛みの範囲を小さくできます。 湿布などでもよいのですが、氷でしっかりと冷やすことが望ましいです。 長くなりましたのではりきゅうでの対処法はまた後日書かさせていただきます。

腓骨筋腱炎 | 症状

腓骨筋腱炎

おはようございます。 今日は朝から冷え込んでいる感じがします。 二十四節気の小雪もすぎ、雨が雪に変わるころのため、冷え込むのも当たり前になってきています。 また今年は関東ですでに降雪がありましたので、岐阜でも雪の便りが近いかもしれません。 凍結などもしだしているでしょうから、冬装備の準備は早めにしていきましょう。 さて前回脛骨過労性骨障害として、膝より下の痛みについて書かさせていただきました。 主に下腿(膝から下足首まで)で内側の痛みについて書かさせていただきましたので、今日は外側に痛みの出る腓骨筋腱炎について書かさせていただきます。 痛みの出る腓骨筋とは、腓骨に沿って走行する筋肉であり、その名前がついています。 痛みの場所は外踝の後方から下方、また下腿の外側の骨の下方部分になります。 膝関節の少し下、外側のところに骨の出っ張りがあります。 その部分を腓骨頭(ヒコツトウ)といい、長腓骨筋の起始部になります。 腓骨頭を含む腓骨の上半分から長腓骨筋が起こり、中ほどから短腓骨筋が起こります。 この2つの筋肉は1つの腱鞘に包まれ、外踝の下方で上腓骨筋支帯(ジョウヒコツキンシタイ)・下腓骨筋支帯(カヒコツキンシタイ)という2つの支帯により固定されています。 腱が固定されていますので、通過障害が起き痛みが出ると支帯の場所に痛みが出ますし、腓骨筋自体が引き延ばされ痛みが出る場合には、外踝の少し上に痛みを感じることがあります。 また前回の過労性骨障害同様に付着部に炎症が起きていくと、骨膜の損傷やひどい場合には疲労骨折にもなりかねません。 そして特徴的なのが、この筋肉は踵の骨にある腓骨筋滑車というところで筋肉の走行の向きを変えます。 直線的に走るのではなく、曲がって走っている筋肉になり、長腓骨筋溝というところで固定されています。 柔軟性があるときはいいのですが、柔軟性が落ちてしまうと、滑車の位置や溝のところで摩擦が起きてしまい痛みにつながります。 痛みの出る原因の多くは踵にあると考えています。 踵の骨が外側に倒れ込むことを回外(カイガイ)といい、回外の起きている方は、動きの中で腓骨筋に負担がかかりやすくなってしまっているために、痛みが出ることあります。 正しい骨の並びに戻していくことで痛みが軽減していきますし、腓骨筋自体の柔軟性を高めていくことで、負担がかからなくなっていきます。 靴の小指側ばかりすれていく方は、回外が起きてしまっているために注意が必要かもしれません。 寒い季節、特に足は心臓から遠い位置にあるために冷えやすいところです。 冷えることにより、筋肉も硬くなっていきます。 繰り返し負荷がかかることで痛めかねないですし、アップ不足など急に運動をすることで痛みが出ることもあります。 寒さ・冷えに負けないようにしっかりと体調・コンディションを高めていきましょう‼

脛骨過労性骨障害 | 症状

脛骨過労性骨障害

冬場は多くのスポーツでトレーニング期間となることが多いです。 走り込みなども多くなり足首周りに痛みが出てしまうことがあります。 よく走るスポーツでは年中起こることともいえるのですが、体力つくりのランニングの増える冬場に多くなるようにも感じています。 代表的なものとして、『脛骨の過労性骨障害』があります。 以前書かさせていただいたアキレス腱炎もそうですし、腓骨筋腱炎、足底筋膜炎なども走り込みにより起こることが多くなるものです。 そこで今日は、脛骨の過労性骨障害について書かさせていただきます。 以前はシンスプリントという方が馴染みが強く、sin=脛に痛みが出るもので、スプリンター=走る人に多く起こるためにこの名前がついていました。 痛みの場所は、脛骨内側あるいは後内側に沿った位置になります。 筋肉の付着しているところに負担がかかり、骨膜の炎症やひどい時には疲労骨折まで起こしてしまいます。 原因は運動負荷によるオーバーユース(使い過ぎ)、荷重と地面からの反発により負荷、足首の骨の並びの異常などが挙げられます。 負担のかかりやすい筋肉として、後脛骨筋・ヒラメ筋・長趾屈筋が考えられています。 これらの筋肉は脛骨の後方についている筋肉で、足首の運動とかかわっています。 反復する負荷により筋肉が疲労し、筋肉の伸び率が悪くなると、骨を牽引してしまい、付着部の骨に炎症が起きてしまいます。 痛みの位置で、どの筋肉が原因となるかが推測できます。 脛骨の上1/3あたり内側に痛みがある場合はヒラメ筋、それよりも後方に痛みがある場合は後脛骨筋、中1/3の高さの痛みは長趾屈筋が原因となることが多いです。 原因の大きな理由として、回内足・偏平足もあります。 偏平足は土踏まずがなくなってしまっている状態で、衝撃吸収がうまくできずになっているため、足首周りの筋肉により負担をかけてしまいます。 聞きなれないですが、回内足とは、踵の骨が内側に倒れ込んでいる状態を言います。 原因となる筋肉の多くが踵の内側を通っているために、回内足になると、引き延ばされていることになります。 引き延ばされているうえに、筋肉が硬くなりより引っ張ってしまうことで、骨の負担が大きくなってしまいます。 また、以前のシンスプリントの考えで行くと脛骨の内側下1/3に痛みが出るものを言っていました。 いずれにしても疲労骨折まで起こしてしまうと、練習を休むことになります。 痛みの初期のうちから対応できれば、練習を休むことなく症状を改善させていくことができると考えています。 筋肉が硬くなり、骨を牽引していることが原因ですので、硬くなっている筋肉の柔軟性を高めていくことを施術の際には行っています。 一つ一つの筋肉の走行を意識し、負荷がかかっても骨に負担がかからないようにしてあげることで、骨の炎症を抑えていきます。 筋肉が強くなることで、再発の防止につながりますので、足首周りのトレーニングと、足の指を使う運動を合わせて指導させていただきます。 反復する負荷に体がついてこれるようになれば自然と痛みも出なくなっていきます。 痛みのある期間をいかに短くできるか。 早期回復で、練習に支障がないようにしていくことが大事と考えています。 また、急に運動をされた場合にも、筋肉が耐えられず痛みが出ることもあります。 歩くだけでも痛みが出ることもありますので、脛の痛みが気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

寒くなると体が痛くなる理由 | 症状

寒くなると体が痛くなる理由

こんにちは。 すこし気温は低いですが、いい天気の一日になりました。 体を温めるのには時間がかかりますが、熱が逃げやすいため、運動をするには丁度いいくらいかもしれません。 筋肉量を維持することは、老化防止や冷え対策・痛みを和らげることにつながりますので、しっかりと行っていきましょう。 さて冬場になると、関節が痛むことがあります。 膝や腰、また肩こりとして、頚肩回りにもつらさが起きてきたりもします。 東洋医学では『六陰の邪気』(ろくいんのじゃき・ろくいんのじゃき)と言うものがあり、風・熱・湿・燥・寒・火があります。 寒さですので寒邪が原因となるのですが、寒邪は『腎』と関りが強いものになります。 腎は骨・髄を主る臓器であり、腎の水液によって養われています。 関節は骨同士が組み合わさっているところで、寒邪により腎気の働きが弱くなると、骨・髄を養うことができず関節部で痛みを感じてしまうのです。 西洋医学的に考えれば、寒さにより筋肉が硬くなり、付着部に負担がかかってしまうことにより関節付近に痛みが出てしまいます。 寒いと末梢血管は収縮してしまいますし、痛覚や触覚が敏感になるため、痛みをより感じてしまいます。 特に膝は荷重により、軟骨が摩耗しやすいところであり、痛みを感じやすいところともいえます。 寒い時期でなくても腰痛のある方や、肩こりを感じる方などは、冬場になると普段以上に感じてしまうことが出てきてしまいます。 筋肉が硬くならないようにしていくとともに、腎気の働きが弱くならないようにしていきましょう‼ 腎気を補う食べ物として、豚肉・豆・モヤシ・栗があります。 五畜・五穀・五菜・五果とよばれるものの中で水に属し、腎気を補ったり、腎の働きを助けてくれる食べ物です。 栗は時期が終わってきているかもしれませんが、豚肉・豆・モヤシなどを多くとるように心がけていきましょう。 気には温煦作用という温める作用があり、これも腎気と深くかかわっています。 腎気が高められることにより、体も温かくなりますので、寒邪に対してだけでなく、冷えにも効果があります。 寒い時期のまだ始まりですので、しっかりと腎気を高めていきましょう‼

秋の花粉症 | 症状

秋の花粉症

こんにちは。 10月に入りました。 すっかり秋と言いたいところですが、昨日も昼間は暑く、今日も雨の影響もありジメジメと蒸し暑さを感じます。 あまり天気のいい日が続きませんので、しっかりと晴れてほしいものです。 さて秋と言えば何を思い浮かべるでしょうか? 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などいろいろありますが、花粉症の秋もあります。 一番多くの方が気にされるのは、スギ花粉ですので、時期的には3月から5月ごろとなります。 秋はブタクサと言われる種類の花粉が多く飛び、花粉症の原因となります。 この時期に鼻がむずむずする方、くしゃみが出る方は、ブタクサによる花粉症かもしれません。 花粉症はアレルギーですので、はりきゅうで改善の見込める疾患となっています。 花の横のツボを用いて鼻の通りを良くしたり、過剰に反応してしまう免疫を抑え症状を緩和することなどができると考えています。 今年は雨が多いため、花粉の飛散は例年よりも抑えられているかもしれません。 鼻に症状がある、頭がボーっとするなど花粉症の症状もいろいろあります。 東洋医学で鼻は、金に属し、同じ金に属する経絡が肺・大腸経になります。 大腸経に属し、お顔の症状ですので、よく知られている合谷というツボが効果のあるツボの一つになります。 鼻の通りを良くしたいとき、鼻水を止めたい時などに押してみるのもいいかもしれません。 また、肘にある曲池・尺沢なども効果が期待できるツボになります。 薬で抑えることもいいことですが、ご自身の体を改善し、症状が出ないようにしていくことも方法の一つではないでしょうか。 気になる方はお気軽にお声かけくださいませ。

天気痛・気象病 | 症状

天気痛・気象病

おはようございます。 台風も多いですし、秋雨前線の影響でここのところ雨が降り続いています。 涼しくなってきてくれたとはいえ、これだけ雨が続くと体調も崩しやすくなってしまいます。 特に雨が降ったり、天気が崩れるときに、頭痛や肩こり、腰痛がひどくなるというご経験をされている方も多いです。 これは天気痛または気象病と言われるもので、確証はまだないものの関連があるものとしてとらえられるようになってきました。 引き起こされることには個人差があり、多くの方は肩こり・腰痛ですが、手術を過去にされたことがある方などは、手術の痕が痛んだり、古傷と言われる以前の大きな怪我のところが痛んだりもします。 また、めまいやふらつきなども引き起こされてしまいます。 これらが引き起こされる原因として言われていることが気圧の問題で、耳に異常が起きて痛みが発生しているのです。 耳と言っても内耳の部分のことで、内耳の役割は傾きや加速などバランスをとる役割を持っています。 言わゆる三半規管と言うところです。 三半規管にはリンパ液が詰まっており、気圧が変化するとこのリンパ液に動きが生じてしまいます。 当然平衡感覚には目からの情報も大きくかかわっており、目からの情報と内耳で感じた情報とにズレが生じてしまいます。 その為にめまいやふらつきが起きてしまいます。 また情報にズレが起きているため、脳では情報を投射するときに大きなストレスがかかっており、神経の興奮が大きくなります。 この大きな神経の興奮が、体全体に影響し、肩こり・腰痛・古傷などの痛みを感じてしまうのです。 大きな気圧の変化は、エレベーターに乗ったときや、飛行機などで感じることがありますが、天気により小さく変化が起きてしまっているのです。 ストレスを感じると脳の働きが悪くなってしまいます。 特に痛みを抑える働きは影響が強く、ストレスがかかっているときほど痛みなどを感じやすくなってしまいます。 普段からストレスを減らしていければ、天気痛・気象病も起きにくくなります。 また神経の働きが関係しているわけですので、神経の興奮が高まりすぎないように日ごろから神経を落ち着かせることができれば、痛みの軽減につながると考えています。 天気が崩れると肩こりがする、腰が痛くなってきたから雨が降るなど、天気痛・気象病と思われることをご経験されている方は多いはずです。 ましてや今年は台風も連続してきていますし、大雨も多くなっています。 不快な痛みや体調の悪さを減らすためにも、天気痛・気象病に対してしっかりと対応していくことが必要かもしれません。 ましてやこれから寒くなり気圧とともに気温の問題も引き起こされるようになっていきます。 早め早めに対処していきましょう。

肘部管症候群 | 症状

肘部管症候群

こんにちは。 昨日はずっと雨・風が強く、1日台風の影響が出ていました。 太平洋を主に進んでくれましたので、岐阜は直撃はせずに済んでくれました。 台風被害の多い年ですので、今後も気を付けていきましょう。 さてさて、腱鞘炎・手根管症候群と書いてきましたが、痺れを引き起こすものは何も手首だけとは限りません。 もちろん頚・肩から痺れを引き起こすものもありますが、肘で痺れを引き起こすこともあります。 肘をぶつけたときに指まで痺れが走るご経験は、誰もが一度は経験していると思います。 そこで今日は肘から痺れや痛みを引き起こす肘部管症候群について書かさせていただきます。 肘部管症候群の主な症状は、手の指、特に小指と薬指の痺れや、手の動かしにくさになります。 痺れやを放置しておくと、指の変形も起きてきたり、手のひら小指側のところ(小指球)の筋肉が痩せていきます。 原因はと言うと、加齢に伴う変性や小さい頃の骨折が原因となったりもしますが、多くは使い過ぎによるものです。 肘の内側を通る神経を尺骨神経と言い、肘の尺骨神経の通る部分を肘部管(チュウブカン)といいます。 骨と骨とに挟まれ、筋肉・靭帯もあるため、圧迫が起こりやすくなっています。 神経が圧迫されることにより指に痺れが起こり、それが続くことにより運動機能の低下を起こすのです。 整形外科では、圧迫部を開放する処置がとられることもあります。 鍼灸では、使い過ぎによる筋疲労を取り除いたり、血行をよくすることで、神経圧迫を改善したり、神経の働きの改善を行っていくことが多いです。 重いものを持ったり、腕をよく使う方で、指に痺れがあったり、物をつかみにくくなってきているという方は、手の問題とは限らず、肘に問題があることがある可能性もあります。 肘の内側の出っ張った骨のところを内側上顆といい、そのすこし手首側を叩くと小指に痺れが出る方は、肘部管症候群かもしれません。

手根管症候群 | 症状

手根管症候群

おはようございます。 昨日の台風は早くに温帯低気圧に変わり、岐阜は雨は降りましたが、大きな影響もそれほどなく済んでくれました。 うれしい限りです。 また明後日、日曜日は、鍼灸師主催のイベント「お灸フェス」に参加いたしますので、当院臨時にお休みとさせていただきますので、ご了承くださいませ。 さてさて、先日腱鞘炎のことを書かさせていただきました。 手首に違和感を感じる方は多く、腱鞘炎以外にも多くの疾患があります。 今日は指の痺れを伴う、手根管症候群について書かさせていただきます。 主な症状は、人差し指と中指の痺れで、痛みも出ます。 特に顕著に出るのが明け方で、寝て起きると痛みが出てしまいます。 ひどくなると、親指・薬指にも痺れが広がり、手のこわばり感も出てきます。 また母指球がやせてくることで、OKサインがしずらくなったり、できなくなります。 手根管症候群は手首のところ、手のひら側で、横手根靭帯という靭帯の下を通る正中神経が圧迫されることにより、引き起こされます。 原因ははっきりとしておらず、妊娠期や出産期・更年期の女性に多いため、女性ホルモンと関係があるとされています。 横手根靭帯の下を通るのは正中神経だけでなく、9本もの筋肉の腱が同時に走行します。 使い過ぎによる腱の肥厚などや、むくみなどがあると手根管症候群が発症することが多く、手首の動きにかかわる筋肉をいい状態に戻してあげることにより、痛みや痺れの緩和ができると考えています。 手首を叩いた時に、指に痺れが出る方や、手首を深く曲げ保持をすると痛みが出る方などは、手根管症候群の可能性の高い方になります。 痺れの原因はさまざまあり、頚・肩・肘・手首と関節ごとに痺れを誘発する可能性があります。 どこに原因があるかをはっきりとさせることで、改善が期待できます。 気になる痺れのある方は、お気軽にご相談くださいませ。

腱鞘炎について | 症状

腱鞘炎について

おはようございます。 今年は残暑が厳しくなるという予報が出ています。 台風の風で涼しくも思いますが、9月中頃までは気温があまり下がらない可能性もありますので、まだまだ暑さに負けないようにしていきましょう‼ さてさて、手や指は日常の中でも多く使うところです。 パソコンのタイピング、書類めくり、荷物を持つことや、細かい作業などなど挙げていくと本当に多くの時に使います。 手や指の使い過ぎでなることが多いのが腱鞘炎です。 腱が太くなるなどして通過障害を起こしたり、腱を固定している腱鞘との間で炎症を起こしてしまい痛みが出てきます。 炎症を起こしていますので、冷やすなどして使わないようにできれば痛みもだんだんと引いていくものですが、よく使うところですので、使わないわけにはいきません。 特に仕事でよく使われる場合には、使わないことはまず無理だと思いますし、家事の場合も使わずにはいられないと思います。 腱と腱鞘との問題ですので、腱の動きをよくすることで、腱・腱鞘にかかっている負担を軽減できると考えています。 腱は筋肉から移行してきて骨に付着する前の繊維です。 腱自体には柔軟性はほとんどありませんので、痛みの出ている部分とともに、どの筋肉に負担がかかり、痛みが出ているかを見極め、その筋肉の柔軟性を向上させることが大切になってきます。 親指に痛みを感じる方が多いと思うのですが、親指はほかの指と異なり独立した動きがあるため、ついている筋肉も多くなっています。 また、腱の走行の角度が変わるところもあり、腱鞘炎が起きやすくなっています。 指を動かす筋肉は小さいものは手首から先にありますが、大きなものは肘から始まるものもあります。 大きな力を発揮する筋肉とは異なり、繰り返し使うために指が疲れるという感じは少ないと思いますが、腕、特に肘から先が張っている感じがあると腱鞘炎になりやすいとも考えられます。 当院では神経・経絡の走行により使うツボを決めるところがありますので、指の末端のツボを用いながら、原因の筋肉の大して直接刺激をしていくという方法をとっています。 腱鞘炎は季節に関係なく痛みが出やすいものですので、気になられている方はお気軽にお声かけくださいませ。

アキレス腱炎 | 症状

アキレス腱炎

おはようございます。 リオオリンピックは日本人選手の活躍が多く目立ちます。 何十年ぶりや、日本初ということも起きていますので、次回の東京開催に向けて大きな弾みになってくれると思います。 「メダルをとっても悔しい」という言葉も多いので、一番を本当に目指して練習されてきたんだと感じます。 オリンピックに感化され、当院もさらによりよい院になっていけるように頑張っていきます‼ さて、前回はこむら返りについて書かさせていただきました。 オリンピックのニュースが多いということもあり、今日は運動との関連の高いアキレス腱炎について書かさせていただきます。 こむら返りもふくらはぎの筋肉ですし、アキレス腱炎にもふくらはぎの筋肉が関係してきます。 アキレス腱は、下腿三頭筋の腱であり、下腿三頭筋はつま先を下に向ける、底屈という動きの主動筋(メインで働く筋肉)になります。 走りの多いスポーツでは、地面を蹴るために底屈の動きが多く入ります。 繰り返し負荷がかかることにより、アキレス腱に微細な傷がついていきます。 これが炎症となり痛みが出てしまいます。 腱は筋肉よりも丈夫な組織ですが、血流が少ないために回復に時間がかかってしまいます。 そのためアキレス腱に負荷がかからないように、下腿三頭筋の柔軟性を高めることも必要ですし、負荷に耐えられるだけの筋力も必要となります。 もちろん痛みをとるために、アキレス腱周囲にも施術は行いますが、それと同時にモーターである筋肉の動きを良くしていくことも同時に行わなければいけないと考えています。 アキレス腱に負担のかかる原因の一つとして、踵のブレが考えられます。 アキレス腱の内側や外側に痛みが出ることもあり、この場合はブレが入り、真上踵を引き上げられていないことを意味しています。 安静時には踵の固定も必要になります。 微細な傷の修復を早め、下腿三頭筋の状態を良くすることで、痛みの早期緩和につなげることができます。 再発予防のために、踵の動きを確認し、しっかりと真上に引き上げられるようにしていくことで、運動に復帰できると考えています。 鍼灸を行うと部分的に血行を高めることができますし、筋肉を弛緩させる効果もあります。 傷の回復を早める、アキレス腱の引き延ばされる力を弱くすることができると考えています。 夏場はスポーツの季節であり、大会や強化練習も多くある時期です。 痛みを抱えたまま練習をし続けることは、パフォーマンスの低下にもつながりかねません。 また違うところに痛みが生じることにもなります。 日ごろからコンディションを高め、怪我の予防や早期解決していけるようにしていきましょう。

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