2018.01.13
ほうれい線
おはようございます。 大寒に向け寒さの厳しい時期となりました。 今週はセンター試験でもあり、センターの時は雪というのが言われています。 今日は雪は降らずに済みましたが、寒さに負けず受験生の方々には頑張っていただきたく思います。 さて、冬には乾燥や冷えにより肌トラブルが多くなる時期です。 肌トラブルと同時に気になることが、ほうれい線であり、ここのところお問い合わせも多くなっています。 そこで、ほうれい線について医学的に今日はお伝えさせていただきたいと思います。 まずほうれい線とは一般的な言い方で、医学的には鼻唇溝(ビシンコウ)と言います。 名前の通り、鼻から唇にかけての溝と言うことになります。 表情によりできる溝であり、たるみにより表情を作っていいなくてもシワができてしまうこともあります。 年齢とともにたるみも起きやすくなり、以前はなかった鼻唇溝ができてしまいます。 頬のたるみが原因となり、頬骨筋のハリが失われると鼻唇溝の原因となることがあります。 ですが、鼻唇溝を作る表情筋は頬骨筋ではありません。 上唇鼻翼挙筋と言う筋肉が鼻唇溝を作る筋肉になります。 上唇鼻翼挙筋は、眼窩の下縁に始まり、上唇と鼻翼の皮膚の中へと放散する形で走行しています。 作用として上唇の皮膚を持ち上げる作用を持っており、強く収縮することで鼻唇溝を作り出しているのです。 表情筋であり、表情を作るために必要な筋肉なのですが、たるんでしまうことで鼻翼の横からしわができてしまいます。 この筋肉をしっかりと張りのある状態、動きのいい状態にしてあげることで、鼻唇溝つまりほうれい線の改善が見込めます。 冬はトラブルの起きやすい季節のために、余計に気になる方もいらっしゃると思います。 上唇鼻翼挙筋を改善して、ほうれい線対策をしていきましょう。